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自動車/バイク改造屋日記

FRPのオリジナル商品製作や加工が主な仕事ですが、基本的にカスタム全般含めて、車/バイク/トラックと何でもやってます。 仕事の事から、趣味、その他のプライベートな事など書いて行こうと思います。  MADMAXが好きで名前の由来もまんまボスの「トゥーカッター」をパクッってます。(爆)

GTO ガルウイングキット(シザースキット)の加工取り付け その3

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続きです。

運転席側もガルヒンジが付きまして、ボルト&ワッシャーを溶接ロックしながら、ガルヒンジ前方上下2箇所に振れ止めの補強ステーを追加します。 コレを入れることによって、ドアの横振れを抑制します。

 ヒンジ自体も車体に対して溶接ロックしないと、ボルトの固定だけではドアの上下を行っている内に、ドア落ちしてきます。
(ドアを閉める際に、車体のストライカー位置よりも下がって、持ち上げながらしめてやらないといけなくなります)



高さ制限のリミッターをつけてやることによって、ドアの使いやすい高さに調整し、かつ左右のドアの高さもそろえます。(そのままつけると、ダンパーの伸びきった高さがドアの高さになるため、ヒンジの個体差や取り付け時の位置によっても開閉時の高さが変わってしまいます。その高さをそろえるものです)

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エンジンルームへのハーネス根元もシーリング処理して防水対策。(車体にロックするはめ込みのグロメット内部のプラ製の枠は撤去し、グロメットを中に押し込んで、シーリングで中から吸着させて密着しています。 &外側からも追加シーリング。

併せて、サビ止め処置。

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高さ制限のリミッターの下にある丸い突起が追加した部位。 ヒンジの内側から押さえて(突っ張って)、ドアを上げた際の振れの抑制をします。 吊るしのガルキットには基本的に装備されていますが、この汎用キットには無いので追加しました。 

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一緒に依頼されていたブレーキキャリパー&ローターの塗装の為部品を外しにかかった際に発見してしまった箇所。
リアドライブシャフトブーツ(内側)が1箇所破断していました。  できれば修理してくださいとのご要望ですので、ストック部品を引っ張りだしてきまして対応。 無事交換です。(手前が新品ブーツ)

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外したブレーキローターもかなり錆びていましたので、カップブラシ(サンダーに装着)にて表面サビの撤去。細かいところはワイヤーブラシでサビを落として塗装の下地施工をします。 

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ハブ周りもサビだらけでしたので、サビ取り実施しておきました。 
この時一緒に気づきましたが、ブレーキホースの根元がすべてサビてなかなかヤバイ状況でしたので、これも純正品への交換をお勧めさせていただきました。(画像左側のバイスクランプではさんでいるところです)  在庫部品で対応です。 

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今回、ローター研磨は行わないとのことですので、サビ取りのみで塗装に入ります。 

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ブレーキ周りも取り外し後洗浄中(キャリパーのオーバーホールも今回は行わないとのこと)に気づいてしまった不具合。
リアブレーキキャリパーのダストシールに穴が開いていました。 中が錆びていなければよいですが・・・。

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とりあえずこのキャリパーのみ手持ちのキャリパーシールキットにて交換することにしました。 

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ピストン出してみると酷いサビではありませんでしたが、汚れの付着と首周りにサビが。

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研磨後、綺麗にはなりましたが首周りのサビ痕だけは少し残ってしまいました。 まあこの程度でしたらグリスアップして組めば大丈夫でしょう。
 シールキット一式を交換して組み込みです。 

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ブレーキキャリパー周りの部品もすべて洗浄&研磨です。 
ブレーキパッドのシムとキャリパー取り付け部のシムは交換したほうが良かったですが、さすがにコレの新品ストックは持ち合わせが無かったため断念。 グリスアップで再使用しました。 

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つづく。
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GTO ガルウイングキット(シザースキット)の加工取り付け その2

ガル加工の続きです。

大まかな採寸ができまして、簡易冶具から左右分のカット形状を出してゆきます。
ボール盤で穴をあけ、プラズマで微調整しながら取り付け。



車体にも取り付けて確認。
この時点で建て付け位置を大まかにだしてしまいますが、ダンパーを取り付けると、実際はドア位置がまた変化するため、最終調整はダンパーを取り付けてから行います。 この時点ではドアが車体に取り付けできる位置になるか?どうか?の確認作業です。

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並行して追加で依頼された作業も進めてゆきます。
既存の付けていたサイドステップが両方共にキズや破損があったため、急遽当方在庫の純正ステップを塗って交換することとなりましたので、下地の仕上げ直しから行いました。 
 ドアの開閉の動線が変わりますので、ステップ前方を斜めに切り落とす必要があります。

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下地ができたら、染まりを良くするために、下色のクリーム色を塗装。

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上色、クリアーで仕上げ。

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乾燥後に、純正風にフェンダー部の回り込みをブラックで塗り分け。 一手間かけるだけでも見た目のクオリティがあがりますよね。

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ガル作業に戻りまして、配線の延長加工です。
ドアの動線が替わりますので、純正配線では届かなくなります。 なので20センチ程延長してゆきます。
ここでも活躍、廃車から外してとっておいたハーネス類。 この純正配線がカラフルで、質も良いので結構役に立つんです。

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コルゲートチューブで巻き、その上から電工用テープで巻き巻き。
後にガルヒンジにタイラップにて固定します。 

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同様に運転席側もヒンジの加工と取り付けを行ってゆきます。

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なんとか車体に取り付いて折り返し位まではきました。
まだまだやることはたくさんあります。 

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とりあえず両ドアは上がりましたが、実はこの後の作業がまだ結構あるんです。
ドアの建て付け位置の微調整や、ドアの開閉幅(これはオーナーさんのオーダーで調整固定でします)、ドアの上がりきった際の高さの調整もしないといけません。  通常はただ取り付けただけだとダンパーの伸びきる位置がドアの高さになりますが、これだとドア位置が結構高くて座席に座ったまま内装のハンドルに手をかけようとすると、届かなかったり無理な姿勢で手を伸ばす必要が出てきて、開閉にストレスを感じる原因にもなります。 

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 また、ドアの開きのリミッターは付いていますが、上げきった際の内側方向のリミッター(ストッパー)はこのキットには装備されていないため、内側のリミッターを加工設置する必要があります。 これをつけないと、上げきったドアが上方でグラグラとゆれて、なおかつ、ドアの内張りがAピラーと干渉してキズをつける原因にもなります。

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ドアとリアフェンダーとのチリ(隙間)も大切ですね。 これが広かったり狭かったりだと見た目だけでなく、干渉したり、隙間風や雨が入ってきたりと色々不都合がでてきます。 

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ドア下のサイドシルとのスキマ。  専用キットでも海外製のものだとここのスキマが開いて建て付けが悪いものが結構あったりします。 

以下は純正と同じ位に詰めてあります。 

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最終調整って大変です。

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つづく。
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  1. 2022/05/28(土) 10:21:24|
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  3. | コメント:0

GTO ガルウイングキット(シザースキット)の加工取り付け その1

鮮やかなイエローがまぶしいGTOさんです。
当方は始めてのお客様で、ガルウイングキット(シザースキット)を取り付けてくださいとのご依頼です。
他にはブレーキ関係の塗装もご依頼いただきました。 



当方への入庫してくるGTOはノーマル形状が少ないので(笑)、こう見ると純正が新鮮ですね。
一周回って、純正が一番完成されているデザインだなぁと感じる年頃になりました。
 これに、リップスポイラー位が最強なような気がする・・・。

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なにはともあれ、作業をするに外装部品を外してゆかなければなりません。  ガル加工を行うには、最低でも、フロントバンパー、サイドステップ(室内側から外す箇所もあるため、リア周り内装は全はずしです)、フロントフェンダーを外します。 

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5年ほど寝かしていた期間があったとのことで、その関係か?下回りのボルト類が軒並みさびて外れない状況で難儀しました。 
合計8本近く折れてしまいました(泣)  後ほどタップを立ててネジ山も修正、ボルト類は新調して取り付ける予定です。 

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なんとか取り外しも完了!

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このスペースに、新たにガルキットを組み込んでゆきます。

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使用するのは某オークションでも販売している汎用のキットです。 
専用のキットもありますが、海外製だと結構な頻度(確率)でスキマだらけでチリも悪い粗悪なキットが多く、取り付け時に二次加工しても満足行くレベルに付かないものが多いので、ここ数年は汎用品を実車から採寸して、現物加工して取り付けることがほとんどです。 

以下は、ここ数年の汎用キットを用いた装着例です。
コペンやGTOなど。

(コペン)
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http://kazeblog6066.blog.fc2.com/blog-entry-868.html
http://kazeblog6066.blog.fc2.com/blog-entry-869.html

(GTO)
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http://kazeblog6066.blog.fc2.com/blog-entry-911.html


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当然、チョイチョイと付くわけではありませんので、プラズマカッター/アーク溶接機/MIG溶接機/ボール盤など活用し、テッパンを切った貼った穴あけたと現物加工してゆきます。 
 汎用品なので、取り付け部も大きめに作られています。 もちろん、穴なども開いてはいません。

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ドアも下ろして、採寸しながらキットを加工。

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付けて、外しての繰り返しで微調整してゆきます。 

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溶接で火の粉が飛ぶため、防炎シートで養生して作業中。

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つづく。


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