昨年秋の台風被害でひっくり返ってしまった(正確にはひっくり返ってゴロンゴロンと20メートル程転がっていました)地区のゴミステーション。(ゴミだし用ケージ)

昨年の台風後に合間を見て修理するよ!と班長さんに言っていましたが、その後の半年は台風被害の車の修理&その影響で遅れていた通常の仕事の関係で、全然修理する暇がなく、あっという間に1年近くが経ってしまいました。 これでは次の台風が直撃したらまた飛ばされるか?半壊するか?のどっちかしかない状況でしたので、このお盆の間で急遽作業に入ることにしました。
変形もし、屋根も折れていたので、半分位は作り変える必要があるかな?と思ってみましたら、ユニック車で引き上げにいってみると、思いのほか腐りもあり、これはもう長くは持たない感じがしたので、急遽1から作り変えることにしました。
材料は補修用としてのアングルをメインで購入してしまっていたので、まさかの新規製作に強度などが不安でしたが、お盆で材料屋さんも休みですし、なんとか入手できるもので済ませるしか方法が無かったので、手持ちの材料でなんとかすることにしました。
想定していなかったので、図面も用意していないし、簡易図面を書いて、元のケージとほぼ同寸で製作することにしました。
このケージもかなり大きくて、間口が約180センチ、高さが約200センチ、奥行きが約120センチと、かなりの大きさと重さです。
私は鉄工所の職人ではないので(笑)専門的には作れません。 ですので、作業の流れをみてもあまり突っ込まないように。w

足が前後で長さが違うのは、道路の路肩がかなり落ち込んだ傾斜になっているので、15センチの差をつけて製作してあります。(製作中は高さ合わせのため、15センチのブロックを敷いています)
外の骨格は後ほど水平やゆがみを調整するためにボルト固定としました。(最終的には溶接で補強します)。

基本の箱を作って、扉枠の製作。 四隅に吊り下げ用のフックを設置。

取ってを丸棒を曲げて溶接、扉のロックバーも設置。
材料がアングル材だけではちょっと強度が不安になってきたので、一部角材を追加購入。

段々、モノモノしくなってきました・・・。

サラっと書いていますが、ここまで朝からがんばって既に2日。
熱さも相まってクラクラしてます。 基本、溶接は強烈な紫外線で溶接焼けしてしまうので、長袖、溶接面、革手袋の重装備ですので、日中の猛暑の中ではもはや地獄・・・。

お客様に差し入れいただきました。 アザーッス!!
1日で6リットル以上水分を飲み干しています。

3日目の朝。 ようやく錆び止めが入り、グレーの塗装もはいりました。
これからメッシュの板(エキスパンドメタル)を取付けて行きます。
なんだか、猛獣でも入れるような檻みたいになってきました。(爆)
トラでも飼うんか?!w

メッシュを固定するためのフラットバー。 かなり本数が多いため、切り出して、穴を開け、骨格にも穴を開けてメッシュを挟んで取り付け・・・を果てしなく行います。 しかし、暑い・・・。

がんばってメッシュを取付けている最中。 なかなか終わりが見えません・・・。
一人でやる作業じゃあないな。 ちょっと甘く考えてました・・・。ちーん。

すべてのメッシュも取り付け終わり、床材も切り出してビスで固定。
ようやく完成です。 なんだかんだで4日半かかってしまった・・・。(ToT)


積み込んでいざ設置へ。

現地にて設置完了!
職人のレベルのようにはできないけど、まあ前より勝手が良くなったならOKでしょう!
以前のは周りと屋根がトタンで覆われていたため、昨年の台風の大風(風速50メートル以上)で吹っ飛ばされてしまいましたが、今度はメッシュになっていて風が抜けやすいので、転がることはないと思います。
想定外に時間かかってしまいましたが、なんとか形になりました。
おしまい。
遅れてしまった分を取り戻さなければっ!
- 2020/08/19(水) 14:10:11|
- 台風/水害での修理&板金
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