久しぶりのガルウイング取り付け記事のような気がします。
いや、昨年秋位にもGTOで取り付けたっけな? でもあれは元々GTOに付いていた取り外した中古品を再取り付けした簡易的な作業だったし・・・。
FTO用のガルウイングキットというのはほぼ聞かない(以前にプロFさんで出していましたが今もあるのかな?)ですね。
今回ベースにするのは海外製?の何用かは不明のガルキットです。
まあ、どうせ専用車種用を購入したところで、海外製だとまともにぴったり付くことは無いので、加工前提なので、この際流用するのは何用でも良いです。

早速バラします。 今回バラしたついでに外装のLEDの張り替えをオーナーさん自身が作業したいとのことで頻繁にオーナーさんも来店していましたので、ガル取り付けも手をお借りしました。 さすがにドアなどの重量物の加工取り付けは危険なので、手があると助かります。 ドア自体やダンパーの脱着も頻繁に行いますしね。 脱着の回数や調整回数が多い方が、取り付けの細かいチリあわせも正確にできます。

もちろんそのままで付く訳がないので、加工しながら何度も脱着を繰り返し、カット/肉盛り/再穴開けなどを施してFTOに取り付けできるようにヒンジおよび車体のパネル側を加工します。

左が加工途中。 ヒンジ上の穴はほぼそのままゆけたのでそのまま流用、上穴基準でそれ以外のすべての取り付け部を加工しました。 さすがに1センチもある鉄板は自由曲線で切ったり、長穴加工したりは困難なので、プラズマカッターが活躍です。
サンダーやドリルじゃ用は足さないしなぁ・・・。
しかーし、特定の車種用のキットなんだろうけど、この取り付け穴の大きさはなんとかならないんでしょうかね? いくら何でも調整幅をとってあるにしても大きすぎでしょ? (左側のヒンジ下側の再穴開け下穴径は9.5ミリ(少し横に長穴加工したけど)ですよ。 元のヒンジの下側の穴は約、縦25ミリ、横40ミリくらいある(爆) これじゃあキッチリとした固定ができずに、開閉時にヒンジの取り付け部が動いちゃうよ。
車体の個体差があるにしても、穴精度をもうちょい上げられないもんかね?w

車体側のパネルもヒンジ取り付けに干渉する部位を切り込みを入れてフラットに加工。 再度溶接をし直して、シーリング処理。
これでヒンジに干渉することなく取り付けできます。


ボルトにて仮固定にて開閉動作や干渉部分の確認。 同時にドアチリ(隙間)などの確認も。

配線加工も施し、補強溶接、シーリング処理、ブラックに塗装で完了。

片側の取り付け寸法がでたので、反対側に数値を転写して加工。 片側できたら楽勝楽勝!

でもって、完成!
念願のガル化ですね。 おめでとうございます。(^^)
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- 2017/02/23(木) 10:22:54|
- 加工取り付け/ワンオフ製作ほか
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一般的にエアコン文字(ランプ)が点滅の場合はエアコンシステムに不具合がある場合が多いかと思います。
お客様が事故にあわれて廃車になってしまい、同型の車両を見つけてきて納車する直前に発覚した件でした。
当方の確認ミスもあったのですが、納車前日がえらく寒い日で、各部のチェックの為走行テストを行っているときに、あれれ?
暖房が出てこないぞ?!となり、よく見たらAUTOが点滅してたというオチです。
この寒い中に暖房が効かないと生死に関わりますので、ガマンと言うわけにはゆきませんので、確認してゆきます。
まずはエアコンパネルの表示がAUTOの点滅のまま温風が出てこなく、温度調整をしても足下左にあるエアーミスクチャーダンパーが動いていません。(近くにモードダンパーのモーターもありますが、こちらもエラーになっているためか動きません)
モーター自体の不良か?制御系か・・・?

テスターでの詳細はこのように、ミクスチャダンパーが異常っすよ!と出ています。

ライブデータを見てみると、目標値まで届いていませんぜ!ってな感じっぽい。

狭い足下に体をつっこんで、サイドブレーキを外して、苦労してエアーミクスチャーダンパーを取り外し、単体試験で12Vを加圧してみると、きちんと動くじゃありませんか?! こいつは犯人じゃなさげでした。
となると、制御信号が怪しいか・・・?
こんな新しい車(H24年車)のデータはウチにはありませんので、困った時のナガツマン!
助けて~アニキ~!と、ヘルプのお電話。
多忙にもかかわらず、いつものニコニコ対応をして頂けました。
エアコンパネル系の配線図やいろいろと資料をFAX番号頂きまして、あざーす!!!
とっても助かりました。
いただいた資料を元にパネル周辺をばらして配線のチェックと各信号線/電圧等のチェックを実施。

配線を辿ってゆくと・・・おやぁ??? なんだか様子がおかしいところがあるぞぃ?
ヒーターケースの脇の配線を止めている箇所がなにやらプラプラしています。

めっけ! コイツが真犯人だ!
恐らく、ここに配線かなにかをタイラップ?で止めていたのを切った際に、余計に配線まで切ってしまった様な感じでしょう。
「切るならもっと上手に切れよ~!」 とんだ手間がかかっちゃったじゃねーのよ!とひとりブツブツ。
無事配線もハンダで修正し再度テスターでチェック。
念のためリセットも施して完了です。
あ~寒かったぁ・・・。

AUTOの点滅も消えました。

最近の車はみんなコンピューター同士で通信を行っているから、難しくてわかんねぇっぺよぉ。
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- 2017/02/20(月) 11:09:59|
- 修理/整備
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外装の仕上げを行っているのと平行して、エンジンルーム内のドレスアップを少々進めます。
純正の結晶塗装が剥がれてきていたので、ヘッドカバーを赤く塗装したいとのご要望。
折角外すので、パッキン類は交換します。
ついでなので、サージタンクもシルバーで塗装です。
まずは古い塗装や油分を、剥離剤を使って綺麗に剥がします。

よく乾燥させて、油分も取り除いてから各部をマスキングして下地を作ります。(そのままだとアルミ地肌で塗装が密着しないので、プライマーにて足がかりをつけます)

そして塗装へ。(画像はクリアーまで塗装完了し、刻印文字のMITSUMISHIなどの表面を研磨してシルバー地を出したものです)

車体に取り付け。

あとは細かい部品の取り付けや磨きで完成間近でしょうか?
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- 2017/02/15(水) 11:15:36|
- エアロ加工/塗装 など
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フェンダーは完成しましたので、今度はフロントバンパーです。
大きな変更ではありませんが、グリル部に掘り下げのダクトを追加とヘッドライト先端にルーバーの制作を依頼されています。
いきなりほぼ完成ですが、ダクトを掘りました。

これの細部を仕上げていって

サフェーサーで肌の確認。
穴も空けました。(後からアミ処理となります)

続いてルーバーの作成。 イメージ的には、フェアレディZ31の前期型で設定のあったアレです。
(以前、Z31にお乗りのお客様が当方に遊びに来られた際に撮影させて頂いた画像です)
(以下画像はネット上から転載させていただいた画像です。)構成的にはこういった階段状のベース骨格ができれば完璧ですが、いかんせんそんなサイズのスペースではなく、高さ的にも7、8センチ程度の落差しかないので、直接接着の方法しか無いだろうと判断しました。

ですので、その方法で行きます。
FRPの板をサイズとアールを合わせて切断、仮あわせ。
イメージ的にはこんな感じでしょうか?
スペース的に2枚が限界の様です。


仕上げてみました。
こんな感じでしょうか?


で、各部品の塗装です。


これは夕方ブース内にしまったときの画像ですので、床にステップがおいてあります。(地べたでは塗りませんよ。笑)

またまた続く。
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- 2017/02/13(月) 09:45:45|
- エアロ加工/塗装 など
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サイドとリアの大体のバランスはこんな感じでしょうか?



アウトラインの完成したリアバンパーにダクトを刻んで、埋め込み/発光式のリアサイドマーカーも入れてょうだい!とのご要望ですので、引き続き加工です。
半透明の部分が掘り下げ加工した部分です。
リアサイドマーカーサイズに穴も空けました。


パテで面を整形します。

サフェーサーで肌の確認。

とりあえずリアバンパーは塗装の前準備です。
今度はフロントフェンダーの拡幅加工です。
当方設定の今まで付いていたフロントフェンダーも純正比から側20ミリワイドですが、さらに約20ミリ広げたいとの事。

広げるカットラインを決めて、無理な形にならないように切り込みをいれて歪みを逃がしながら再接着します。

1回目の張り込み完了。 実車に付いたままですとすべてが裏から張り込めないので、乾燥後、フェンダーを取り外して再度張り込みます。 貼ったらまた車両に戻して仮固定。 硬化時に熱変形の恐れもあるのであくまでも車体に合わせます。

半透明の部分が拡幅された部位です。

面だし中。

歪みを取るためにアーチの返し部を切り込みを入れてあります。

サフェーサーで仕上げ。


続く。
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- 2017/02/12(日) 18:26:49|
- エアロ加工/塗装 など
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現状のエアロ(サイドステップとリアバンパー)に持ち込み部品の一部を切り取って接合手術をしてちょうだい。とのご依頼です。
こちらは作業前の画像。 当方のサイドステップの初期モノを装着して頂いています。 車高はノーマルのため、いささか下回りが高く見えてしまうようでステップ後方と同じくらいの高さにしたいとのご要望。

使用する部品はこちら。 確かR32用のエアロと言っていたと記憶しています。 違ったらすみません。
サイドステップとマッドガード(リアバンパーに装着するアンダープロテクターのこと)ですね。
購入時にすでに自家塗装されていました。

コイツをこんな風に切り取って

あてがってみました。(画像はもう接着済みの状態なんですけどね)
イケるやん!(笑)

裏貼りをして接合です。 見えない下部の段差は後ほど対策しました。

欠損部分をFRPで埋めて、下にたれている下部もフラットに切り取りフタをします。

面出し整形中。

サフェーサーで仕上げ。

元々のラインが全然違うので、いかにして違和感なく接合するかがキモになります。
極力FRPのみで整形し、パテの使用は最小限にとどめます。
厚盛りすると、熱変形の原因になり、重くもなるのでハリボテになってしまいます。 できるだけ軽く加工するのが大事。

今度はリアバンパー部分です。 マッドガードをあてがった(実際は干渉部分を切り取ってすげ替えではめ込んでいます。
横のラインは良いけど、後方のトンがった部分をどうするっぺかなぁ・・・・。


下に下がっている部分もカットしないと輪止めに当たっちゃいますね。 これも課題です。

フラットに近い(若干はアールしている)側面を接合処理して、下部の加工に入ります。

実際は1カ所の切り込みだけでなく、エビのしっぽみたいに数カ所切り刻んで内巻きに巻き込んで後方のアールに沿わせてゆきます。 下の突起も切り取ってフタをしてフラットに。

多少のカクカクは残りますが、これはあとから表面処理でほぼ消してしまいます。

この微妙に残った隙間をどのようにデザインしたらよいか・・・。

部分的にバンパー側を切り取って、角度を変えて再接着で解決。
バンパー返しの裏側リブも補強の為に整形しました。 切りっぱなしじゃ強度も出ないし、ちょっと安っぽく見えてしまうので、見えない裏側を整形しておくのも大事です。

でもって、整形中。

できた。

つづく。
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- 2017/02/11(土) 10:06:04|
- エアロ加工/塗装 など
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FTOエンジンオーバーホールの続きです。
V6エンジンなので、(単純計算で)3気筒エンジン2機分の作業ですね。



反対側も組み立て。
もちろんヘッドガスケットや各部シール類、パッキン(ガスケット)類、必要に応じてセンサー類も交換しています。
FTOの場合は、純正でエンジンオーバーホールキットという一式のキットがあるので助かりますね。

アクセスさんではオメガのオイルをメインで使用していまして、組み付け時にも専用のオメガオイルを塗布しながら組んでもらっています。

だんだん形になってきました。 もちろんウォーターポンプやテンショナー/アイドラーなども新品交換です。

オイルパンは車両購入時からへこんでいましたので、今回オーナーさん持ち込みの中古良品に交換です。
ストレーナーも綺麗になっていますね。

タイミングベルトも装着となりました。 三菱のタイミングベルトのテンショナーの張り方って少し変わっていて、テンションプーリーの穴(2穴)に専用の工具(SST)を差し込んで、テンションをかけた状態でオートテンショナーのロックピンを抜きます。 その後の確認や調整もあるのですが、それを怠ってしまうとコマ飛びなどもあるので要注意っす。


ベルトカバーも付き、だんだんエンジンの元の形が見えてきましたね。
今まで漏れたオイルでベトベトだった両バンク外側が見違えました。
エキマニ右下に見えるのがオイルフィルター装着部(画像ではオイルブロックを装着)があまりにもエキマニに近すぎて、熱害大丈夫か?と心配になります。 FTOのV6の場合、フロントパイプすぐ脇にセルモーターがあるので(熱害の影響か?)よく壊れます。 設計レイアウトに無理がある気がする・・・まあ確かに狭くて設置スペースもないんでしょうけどね。


エンジンルームに収まりました。 各部油脂類を入れて、エアー抜き等実施。
試乗して完成です。

画像ではサクションパイプがまだ取り付けられていませんね。

晴れて納車となりました。

交換した部品達です。
*タイミングベルト
*テンショナー
*テンションプーリー
*アイドラプーリー
*ウォーターポンプ
*サーモスタット
*タペットカバーパッキン
*プラグホールパッキン
*ヘッドガスケット
*インマニガスケット(2種類)
*リアクランクシール
*スパークプラグ
*プラグコード
*カム&クランクシール
*タペットサーキュラー
*クーラベルト
*オルタネーターベルト
*テンションプーリー(固着の為交換)
*ラックブーツ(切れのため併せて交換)
*クロスメンバー(凹みのため交換)
*クロスメンバーブッシュ(一式)
*ノックセンサー(保全交換)

*タペットシーリングワッシャー(一式)
*ピストンリング(一式)
*バルブステムシール(一式)
*サーモケースガスケット
*エンジンオイルパン(中古持ち込み)
*ATオイルフィルター(カートリッジ)/オメガATF使用
*エンジンオイル(オメガ)
などです。他にも記載モレがあるかもしれませんが、大体こんな位でしょうか?

今回の施工はこちら ↓ でした。
気になる方は問い合わせOKです。
車種等関係なく受けてくれますよん。 KAZEのブログを見た!と言うと、もしかしたら特典があるかも???(勝手な想像です。笑)
オートプロデュースアクセス
〒379-2213 群馬県伊勢崎市五目牛町318−2
電話: 0270-75-3400
(おまけ画像)
アクセスさんは整備士ということもあるので、膨大な工具類を持っているのですが、そのほぼすべてのハンドツール/電動工具/エアーツールがマックツール製という
過度の変態でもあります。(爆) こんな事書くと怒られちゃうな・・・わはは。


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- 2017/02/09(木) 19:57:08|
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1月の上旬に、私のお友達のショップさんにFTOのエンジンオーバーホールを依頼していまして、昨日リフレッシュして戻ってきました。
元々はこのFTOのベースとなる個体はオーナーさんが奥さんのFTO用の部品取り車として個人売買で購入してきたモノですが、なまじエンジンかかって走ってしまった為に(笑)、なんとかこのFTOを生かせないかな?という思いから、最低限のできうる整備を施し、車検を取って乗っていました。 →その後当方の元デモカーの部品を総引っ越し(エンジンのグレードは違ったので、内外装の引っ越しが中心です)しました。
元々の頃からエンジンオイルの漏れや冷却水路内のサビ、ホース類の劣化、クロスメンバーとオイルパンの凹みetcと、追々やらなくてはならない課題が残っていましたが、ついにオーナーさんも決心してエンジンオーバーホールを中心に作業をすることになりました。
当方はエンジン内部は専門ではありませんので、親友の群馬のショップ「オートプロデュース アクセス」さんにお願いして引き取りに来てもらいました。
その後の作業経過の画像は次の通りです。 数十枚の膨大な画像を頂いていますが、とても載せきれませんので、一部の画像を抜粋で掲載しておきます。
まずはエンジン降ろしから。

綺麗に抜けました。気持ちがいい(笑)
この後、エンジンルーム内も洗浄して綺麗になりました。

降ろしたエンジンとミッション。
エンジンは全バラですべての部品を洗浄、消耗品の交換、部品の測定をし再度組み付け、ATはATFの交換(以前にも汚れていたので1回当方で交換していましたが、もう4年ほど経つのと、ATFフィルターは未交換でしたので、オイルパンも外して洗浄後、ATF入れ替えで組み立てです。

まずはエンジン。 マイベック車はほとんどの確率で発生してしまうオイル漏れ。 この個体も激しいオイル漏れでした。
補記類外し、ヘッドから分解してゆきます。

内部は走行距離からするとかなり綺麗な方だとは思います。 オーナーさんも入手してからはかなり気を遣ってオイル交換(補充?笑)していました。

カムシャフトを外したところ。 全バラですので、バルブステムシールやピストンリングなどももちろん交換です。
Vバンクの谷間にあるノックセンサーは、折角なので保全交換しておきましょう!となりました。(後々の交換が大変なので)

綺麗に腰下だけになりました。 ちっちぇ~!(笑)
ピストンやクランクシャフト、クランクメタルは問題ないとの判断でしたので、続投です。 もちろん新品交換という判断もありますが、当然オーナーさんのかけられる費用にも限度がありますので、そのあたりは部品の状況とオーナーさんとの判断で決定してゆきました。
あからさまに駄目なものはこちらの判断で交換しています。

バラした部品もすべて洗浄液につけ込み汚れをおとします。 バルブは組み付け時に摺り合わせも実施。

ヘッド回りも綺麗になりました。
オイル消費もありましたので、燃焼室内も汚れとスラッジで真っ黒でした。

さて、組み立てです。
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- 2017/02/09(木) 10:17:49|
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いまだにふーちゃんロスからは抜け出せておりませんが、ようやく少し落ち着きつつあります。
仕事をしているとあまり考えなくて済むので気が楽になりますが、いざ家に帰るといまだにふーちゃんの遊び道具やキャットタワー、その他そのままにしてあるので、思い出してしまいます。(忘れるつもりはもちろん無いですが、悲しんでばかり居ても良くないですし、前を向いて進んでゆこう!と。) 他の方もそうだと思いますが、寝食を共にしていたペット(いや、家族)は、その存在が居なくなってしまうと、とんでもない寂しさにかられ不安になります。 それはネコちゃんやワンコに限らず、溺愛していたペットならどの生き物も同じだと思います。

私の場合は、まだ良かったのは、会社にもワンコがおりまして、かれこれ15年のおばあちゃん犬のチビタです。 この子が会社には常にいますので、癒されて心のケアになったかと思います。
もうかれこれ嫁と同じくらいのつきあいですから、子供というよりは良きパートナーであり、会社の守り神(?)的マスコット犬であり、お客さんのお連れさんやお子さんの相手をする良きスタッフでもあります(笑)。
常連のお客さんは散歩に連れて行ってくれたり、おやつをもらったり、遊んでくれたりとたくさんの方達に愛されているワンコです。

そのチビタも過去に2回大きな手術をして、命もあわやと言うことがありました。
1回目は2年ちょと前の11月。 子宮蓄膿症という病気で、子宮に膿が溜まり、おなかの中でそれが破裂すると(腹膜炎?で)ショック死してしまうというほどのものでした。 食欲がなく水ばかり飲む日が続いたので、ネットで調べてみると上記の疑いがありと書いていたので、あわててかかりつけの病院へ。 検査後かなりの急を要すると言われ、あと1日2日遅ければ死んでしまったかもしれないと・・・。
緊急入院で、血液検査や他の健康状態もチェックし翌日手術。 子宮を摘出し無事成功。 1週間ほどで退院できました。
2回目の手術は昨年末。 下腹部にシコリを発見。 病院に連れて行くと乳腺の腫瘍の可能性が大とのこと。 良性/悪性の判断もあるが、どのみち放っておいても大きくなって皮膚より出てきてしまう可能性があると言われたので、手術の体力があり、命に別状が無いならお願いしますと依頼。 →検査後摘出手術となりました。
現在は回復し元気でいてくれていますが、なにぶんおばあちゃん犬なので、このまま順調に余生を過ごしてくれれば良いと願っています。
ふーちゃんもこのチビタもどちらも捨て猫(迷い猫?)、捨て犬だった子を保護してそのまま飼ってしまったケースです。
どちらも最初はそんな気はなかったつもりが、世話をして愛情が移ってしまうと離せなくなってしまうんですよね。 雑種だからとか血統書付きだからとかではなく、一つの大事な命なんです。 種類は関係ない。 かわいいものはかわいいんです。
飼う(一緒に生活する)以上は、愛情を持って接して、最後に旅立つまで見届ける義務もあります。
ノラ犬や野良猫を見たり、聞いたりすると飼ってあげたいと思ってしまいますが、さすがにそんなに複数面倒見れるだけの余裕はありませんが、保健所の話なども聞くと、なんとかできないものか・・・とはがゆくなります。
話が逸れました。
ふーちゃんの事は忘れる事はできません。(一緒に暮らしていたペットを無くしてしまった方はみな同じ気持ちと思います)
いつか、また別の形で? 再会できるような気がしてなりません。 人間の勝手なエゴ?かもしれませんが、そのくらいの絆があったと思いたいです。 決して長くはなかったけれど、幸せな4年半だったと、ふーちゃんが思ってくれていたら私たちも幸せです。
jean-lucさんより頂いたコメントで、すごい共感できたお話をいただいたのでこちらに貼り付けておきます。
ペット好きの方は是非見てみてください。
よいお話をありがとうございます。
ふわふわのくに http://www.geocities.jp/urya_com/fwafwa.html
思わず会社で一人大号泣してしまいました。 (嫁にも見るのを勧めました)
ふーちゃん、また逢えるといいな。
次回はようやくちゃんとした記事に戻りたいと思います。
コメントや連絡頂いた方、ありがとうございます。
がんばります。
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- 2017/02/04(土) 01:15:24|
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出会いは4年半前の暑い8月の夜でした。
嫁が、「家の前の橋の下で鳴き声がするんだけど、パパちょっと見てきてよ!」と。
「昨日から聞こえるんだよね。もしかしたら何か鳴いてるのかも?」
懐中電灯を片手に、家の目の前の橋の下まで降りておおい茂った草をかき分け見つかったのは1匹の子猫。
衰弱して、汚れて、でも必死にニャーニャー鳴いてました。
このままじゃさすがに死んじゃうから、一旦保護しよう!となって、とりあえず家に連れて帰りました。
会社にも実家にもワンコが居るし、これ以上は生き物は面倒見切れないよ、という説得をしましたが、さすがに放っておくのもかわいそうということで、タオルで汚れを拭いて、ドラッグストアに子猫用のえさを買いに行ってきました。
興味津々と言うこともあり、嫁も子供達もみんな総出で見守っていました。 とりあえずは脱走しないように家にあったダンボールにタオルを敷いて、エサの時は出してきて与えるという感じでした。
とりあえずは元気になるまで!と言い聞かせて2日目の夜、仕事を終えて家に帰ると、元気になった子猫が家の中を走り回っていて、家の中にはなにやら見慣れないモノが・・・。
オレ「何コレ?」
嫁「ネコちゃんの家!」
オレ「は? いつの間にキャットハウスとかあるわけ??? このネコ用トイレもか?」
すでに家族として迎える準備万端だったようです。
最初は私もあまり良い顔はしなかったのですが、元気になった子ネコと、笑顔が増えた家の中を見て、仕方ないか・・・となりました。
オレ「名前が決まった! 風から取って、ふーちゃん(メス)。決定!」

こうしてウチの家族が増えました。 ふーちゃんを中心に会話も増えた。 みんながかわいがった。

家ネコとして中だけで飼うとはいえ、一応予防接種や避妊手術もした。 元々免疫もあまり強くないようで、皮膚が荒れたり、血小板の数値が低く、貧血気味だったりとしょっちゅうかかりつけの病院にいっていました。

入院もしていた。 心配で毎日朝/夕方と、様子を見に行っていた。

エリマキトカゲ?姿もしょっちゅうでした。

たくさん手もかかって、心配ばかりだったけど、嫌だとは一度も思わなかった。
みんな、その仕草や愛くるしい姿が大好きだったから・・・。

狭いのに、箱や袋に入るのが好きだった。

鏡餅のような後ろ姿も大好きでした。

抱っこされるのは苦手なようで、1分と抱っこさせてくれなかったけど、寝そべったままおなかに顔を埋めてフガフガはオイラの日課だった。(笑) いつもノドをゴロゴロ鳴らしてくれた。

寒いこの時期には、布団に入って一緒に寝たね。 入れて入れてと、いつも顔をトントンしてきました。
でも、数日前突然のお別れ・・・。
先天的に心臓に疾患があり、薬も毎日飲んでいて、数日前にも定期検診にもいって血液検査もしたばかりでした。
数日前の朝方、ふーちゃんの様子がおかしい!と、あわてて病院に。 あいにく日曜日でいつもより診察時間が1時間遅い・・。
それでも駐車場で待機したまま、先生やスタッフの方のが見えるのをひたすら待った・・・。
1時間半後ようやく先生の姿が確認でき、内容を伝え応急処置に。
すでに両後ろ足は動かず、時折苦しそうに・・・。
なんとなくの予想はしていましたが、恐らく心臓から飛んだ血栓が詰まって麻痺しているんだろう・・・と。
ネコの心臓疾患(ふーちゃんの場合は肥大型心筋症)の場合は、この血栓が腰の血管に詰まり、下半身をマヒさせ、高い確率で亡くなってしまうか、下半身マヒ。 それでも生還した場合の再発率も非常に高く、高確率で死は免れない・・・と良くないことばかりがネットでの情報で出てくる。
でも、ふーちゃんは強い子だ! いままでもがんばってきた。 家族みんながついているから応援しよう!ふーちゃんも戦ってる!
酸素室に入れられ、血栓を溶かす?点滴も行い、できる処置をお願いし祈る思いで一旦帰宅しました。
何かあった場合はすぐに連絡をします!との約束で。
夕方仕事を早めに切り上げて病院に様子をみに行きました。
薬が効いているのか、やや反応は遅かったけど、顔を見るなりニャーニャーと反応が。
思わず、「がんばれ! ふーちゃんがんばれ!」
なにもできない歯がゆさで嫁もオイラも顔をくしゃくしゃにしながら、顔をなでて病院を後にしました。
それが最後のふーちゃんの姿でした。
翌朝早朝の電話であわてて病院に向かいました。
様態が急変したとの事。
病院に到着すると、反応はなく、先生が必死に心臓マッサージを施していました。
心電図の反応もなく、ただただむなしい時間だけが過ぎてゆきました。
体をなでるとまだほのかに暖かい、でも足を触るとすでに冷たく、硬直しているようでした。
それ以上はふーちゃんの体を傷つけてしまうようで、処置の中止をお願いしました。
あまりに突然の別れで、もはや呆然。 とても受け入れられずに、涙だけがただただ溢れてきました。
昨日までは普通にじゃれ合ってたのに・・・なんで?どうして?
数日経った、今でも家に帰ると、お迎えの挨拶で玄関まで迎えに来てくれた姿が、もうありません。
寝るときのトントンが、もうありません。
おなかでフガフガが、もうできません。
もうなんにもできません。 抱きしめる事もできません。
ツライ・・・つらすぎる。
このブログを書いている今も涙が止まりません。
今までは割とプライベートは書かないようにしていました。
このブログは、作業の依頼を受けた方に進行状況の説明や、同じような作業や工程の参考にして頂ける方向けにという意味合いで、書き続けて来た作業ブログなので、商売ベースの宣伝内容も書いたことはありませんし、自身の家庭の内容なども書かないようにしていました。
今回書いたのは、あまりにも受け止められなく、ため込んでいては私も駄目になってしまうように思ったからです。
ブログネタにするつもりはなかったのですが、家族を失ってしまった悲しみをぶつけるところが無く、文章にしてみました。
気持ちが落ち着いたらこの記事は削除すると思います。
きっかけは偶然?のような出会いからの同居でしたが、いつしか居なくてはならない中心の存在になっていました。
家では一番輝いていました。 私も大好きでしたが、それ以上に嫁がふーちゃんの事を思っていました。 それだけに落ち込みようもハンパではありません。
今の家の庭に埋葬したら、引っ越してしまった場合にあえなくなってしまうので、きちんと火葬をしてしばらくは家の中へ。最終的に引っ越したらそこにお墓を作ろうとなりました。 昨日出張火葬に来てもらい、私の会社で簡単な葬儀を行い、子供達とみんなで最後の見送りをしました。

小さく灰になってしまったけれど、たくさん撮った写真と思い出はずっと残るので、いつまでも忘れないでしょう。
ありがとう、ふーちゃん。 いつかまた逢いたいです。
あなたは私の3番目の子供でした。 ありがとう。
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- 2017/02/02(木) 00:31:44|
- にゃんこ&わんこ
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