今回もまたまたエアコンネタです。
MH23SワゴンR。 これとパレット(MK21S)はリコール出てますよね。
7年が9年に延長されたとかなんとか。
この車両はH20年車なので、残念ながら対象外の実費修理です。(ToT) NO~!!
今までMH23Sを数台購入/販売等したことあるけど、たしかにどれもその後にエアコントラブル抱えたっけなぁ・・・。
これ完全に欠陥ですやん。(苦笑)
今回のは当方の代車予定で購入してきたらエアコンが最初からトラブル続きで一旦嫌になって作業保留にしてしまった車両。
急遽、売却が決まってしまったため、重い腰を上げて作業にとりかかりました。
以前に交換済部品
*コンプレッサー交換(圧縮無し)
*エキスパンションバルブ(詰まり)
*コンデンサ(先にレシーバーキットのみ交換しましたが、この際なのでコンデンサも新品に交換)
その後もガス抜けが収まらず、もうここしか無いだろう・・・と、エバポ交換に入りました。

新品のエバポレーターとエキパンのセット。

さてと、やりますか・・・。
あー面倒くせぇなぁ・・・。(笑)

ダッシュボード関係をジャンジャン外してゆきます。 固定ビスがほぼプラスのビスのみというのがすごい。 w ボルトと呼ばれるものをほぼ使っていません。

この後、中央を走っている補強のバーを取り外し、いよいよ一番奥にあるエバポレーターケース(ヒーターケース兼)を
取り外します。


外れたエバポレーター(ヒーター兼用ケース)。 コイツを分解します。

バルクヘッドに密着する側です。

ケースを分解したときの、エバポケース下にある部品です。 フィルター的なものでしょうかね?
漏れたエアコンオイルまみれです。


ケース内にあるエバポレーターはオイルでぬれていました。

外したエバポレーターにエアーを加圧してテストしてみましたが、目に見えるエアー漏れはわからず・・・。
結果的にはエバポレーター自体も新品に交換したのでよかったのですが、漏れの結果が明らかにならない場合はなんだか歯がゆい・・・。 悔しいなぁ。

新品と取り外し品のエバポです。

最終的には詰まり症状も改善されなかったので、分解/洗浄後のエキパンのバルブの調整ネジを1/4回回して開き気味にしてみました。(結果はオーライでした)
なんだかエアコンでここ最近、毎回のハプニング満載状態。
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- 2019/08/31(土) 01:08:02|
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続きです。
真空引き後ガスを注入し、様子を見ていると、徐々に低圧側の針が0に近づいていっているではないですか・・・?
え?ウソでしょ??駄目でしょソレは。(また詰まり症状が出ているということです)
ウソォォオオん??? マジですかぁ????
その後、エバポ脱着/エキパン洗浄/組み付け/ガス注入→テスト を繰り返し、結果変わらず・・・。
もうボーゼン。 電装屋さんではないオイラにはそこまでわかりませんがな・・・。(泣)
何が原因なのよ?一体・・・?

エバポの脱着作業をすること数回。
エキパンが詰まる症状?が見られるなら、エキパンそのもの調整を開け方向で調整して、流量を上げてやれば詰まりにくくなるんじゃね? と勝手な解釈の元、エキパンを通常のデフォルト位置より(1/2回転)戻して広く調整して組みつけてみました。
コレがよかったのかどうか?わかりませんが、結果詰まり症状は出ず、冷風がでてきました。
冷媒が無事通過しているようです。 ヤッター!
まだ安心はできないので、ゲージも取り付けたまま、1日放置。
するとやっぱりガス圧が下がってきているではないですか?
これはひょっとするとまさかのガス漏れもどこかにまだあるみたい・・・。
ガスと共に蛍光剤も注入し、1日オーナーさんに乗ってみてもらうことに。
すると、コンデンサーとの繋ぎ目の配管に漏れを発見。!
他も配管をたどってゆくと、もう1箇所あやしい?ところを発見。
そして、コンデンサーの表面にも微妙にあやしい箇所も発見!
ということで、オーナーさんと話し合った結果、コンデンサーとそのつながっている高圧配管を交換することになりました。
コンデンサーは新品価格を調べると、55000円(記憶では)、探したけど社外新品の設定はないようで、純正のみ。
さすがにその値段だと躊躇してしまい、程度のよさそうな中古を見つけGET!(本当は中古品はお勧めしませんが)
高圧配管は10000円ほどだったのでこちらは新品を用意。
(取り付け部のOリングはもちろん交換です)

部品が揃ったので、早速バラし開始。
コンデンサー交換は、まずはラジエターを取り外します。

ラジエター外れました! ラジエターを抜いた側から見た画です。

問題の箇所はココ! コンデンサーの高圧配管との接続部。
2年ほど前には一度このOリングも交換した過去があります。 なのに直ってない・・・???
1箇所怪しいクラック的なものもありました。

新規に蛍光剤も足していたので、漏れの箇所も明確に出ていました。(預かり時は蛍光剤の反応はわからなかったのですが、詰まり症状が改善され、ガスが規定量入り適正圧力が加わることにより、ハッキリ反応が出てきたのではないかと思います)
画像は紫外線ライトを当てたのを、専用のサングラスを通して見た画です。
黄緑色に反応の痕が見えるのが漏れ箇所です。 お前が犯人かぁ!??

取り外したコンデンサですが、このあたりも過去に漏れた形跡なのか?オイルのような痕があり、コンデンサ交換の判断材料としました。

もう1箇所気になったのが、エアクリーナーBOX下にある配管の部分。
明らかに車体のフレームと接触して擦れた痕があります。
この車だけの症状なのか?と気になったので、別のFTOも確認してみたところ、同様に配管むき出しでフレームと接触していました。 ほんのかすかにですが、蛍光剤の反応がでていました。 この部位は、2台共に配管とフレームとの隙間にウレタンクッションを挟み込んで接着。 直接触れないような対策をとりました。(とりあえずココの部位は交換せず様子見で良いとのオーナーさん判断でしたので今回は交換しません)
エアクリBOX下にあるため通常は目に付かないので気が付きませんが、ここは他のFTO乗りの方も擦れを確認して対策をとった方がよいかもしれません。 配管の方が、アルミで柔らかい為磨耗してしまうのと、接触している金属がアルミと鉄で異なるものだと電位差が生じてサビ(電蝕)がおき、長期に渡ると穴が開いてしまう可能性もあります。
どうして純正がこんな設計なんでしょ・・・? クッション材やゲタのクリップを入れれば避けられるのに。

交換後に改めて真空引き/ガス補充でテスト。
数日オーナーさんに乗っていただき、問題なく冷えているとの事で大丈夫そうです。
蛍光剤の漏れチェックもしましたが、今度は大丈夫そうでした。
なかなか長期にわたって作業がかかってしまいましまいすみませんでした。
まだまだ経験値不足なのだと改めて実感・・・。
しかし、なかなか苦戦した1台だったなぁ・・・。
ようやく完成できたので安心しました。

おしまい。
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- 2019/08/30(金) 01:24:08|
- 修理/整備
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毎年6月頃からのお約束で、エアコン修理が大量に入ってくる時期でもあります。
その中でもなかなか苦戦した作業の掲載。
車は三菱FTO。 ご夫婦で各1台づつFTOを所有している方です。
症状としては、一昨年位からガス漏れが出てきて、当初はガス&オイルの補充を1シーズンに1回やってなんとかしのいでいましたが、今年はいよいよ駄目そう。

以前に補充したときに蛍光剤も入れていたのでまずは漏れ箇所の確認。
エンジンルーム側は確認してみた感じでは特に見当たらず。(紫外線ライトを当てて確認)
ゲージをつないでガスを計ると不足しているのでまずはガス足して低圧/高圧の針の数値を見てみることに。
ガス補充してみると低圧の針が0まで下がってきます。
エアコンスイッチを切ると針が上がる・・・。
あれま・・・。 エキパンが詰まってしまっているぽいです・・・。(ToT)
この時点で、エバポ取り外し決定。
場合によったらエバポケース内でガス漏れもでているかもしれない・・・。
レシーバーとエキパンは新品が出ましたが、エバポレーターの新品がすでに製造中止。
マージーカ?! まあエバポの漏れは確定したわけではないのでとりあえずエバポは保留。
バラして確認してから考えましょ。

で、取り外しにかかります。
場所は助手席グローブBOXを外したその奥。
結構キツキツにハマっています。

ブロワーケースも一緒に外さないといけなさそうかな?と思案しましたが、センターコンソールの内部のプレートの固定ボルトを外してプレートをズラす事により外れそうなので最小限の取り外しで作業することにしました。
この奥に見える銀色のプレートが邪魔してエバポケースが出てこないので、プレートをズラします。

そこでアクシデント発生! FTOのセンターパネル周辺は、経年劣化でプラスチックパネルが割れるのがもはや定番なのですが、例に漏れずこれもバラバラになってしまいました・・・。(どひー!)
無理に引っ張ったわけでもなく、少しズラしたら粉砕。(泣)
新品パネルはもう出ないだろうなー!と半ベソで部品問い合わせしたら普通に出ました。(ぷっ!)
¥6850也。 前は確か製造中止になっていたような・・・。 再生産したんですかね?
オーナーさんも許してくれたのでヨカッタヨカッタ。

ちなみに上記の部品の品番がこちら。

エンジンルーム側の低圧/高圧のホースジョイントを切り離して、こねくり回してエバポケースを摘出。ふー。
左が新品のエキパンとリキッドタンク。

はずすと、穴の向こうにジョイント部がコンニチハ。
ケース自体は12ミリのナット3個くらいしか止まっていなかったハズ。
ただ、狭いので引っ張りだしにくいです・・・。

さて。コイツをバラして確認してみましょうかね?

ケースを割ってみると・・・ゲロゲロ~! ある程度予想はしていましたが、なかなかスゴイ状況。
この当時の車両はまだエアコンフィルターなどは標準装備されていなかったため、ホコリがそのままエバポレーターに付着し、結露の水滴に絡まってどんどん蓄積されこんな感じになってしまいます。 最悪はアルミのフィンが腐食し穴が開いてガス漏れしてしまうケースも・・・。 どっちにしてもまずはこの汚れを取り去って確認もしないといけません。

見た感じオイルの漏れの跡もなく、蛍光剤の反応もありませんでした。 ガス漏れはここではないのか・・・?

こちらは同じ部品ですが、後から購入したエバポケースも分解して確認したところです。
(新品入手不可と聞いていたので、防オークションで中古品(外すまでエアコンは効いていたそう)を購入しました。
ほぼ同時に到着したので、こちらも分解。 程度を判断してよさそうな方を使用しようと話をしていました。
まあ同じような年式の中古なら、状況的には同じくらいなのは当然ですね・・・。

かなり見違えました。 あースッキリ。
風のとおりもかなり改善されるはずです。 これだけでも熱効率は悪いですよね。
簡単に清掃できる場所ではないのがツラいところです。

洗浄後、水に沈めて圧をかけ漏れ箇所がないか?確認しているところです。
今回2個共にエバポからの漏れは確認できませんでした。

組み付け前にレシーバーとエキパンを入れ替え。

ふと疑問に思ったところがあったのですが、下のエバポケースと購入したエバポケースのラベル表記。
察しがよい人は気が付くと思いますが、ガスが134aとR12になっています。
FTO用として中古品も購入しましたし、形状その他も間違いなく一緒ではあったのですが、ラベルが違う・・・。
FTOは最初期型から134aのガスのはずなのですが、ラベルが間違っているのか???
まあ今回はエバポは元のを洗浄したものにエキパンを新品組んで戻しなので、購入したエバポは予備としてのストックなのですが、品番/ガス共に表記が違うのはなぜか? 購入したFTOについていたものが別車種の共通形状のR12タイプだったとか???(FTOはミラージュ/ランサー系ベースだと思いましたが) もしかしたらそのあたりが互換性あるんでしょうかね?
追記)ラベル表記の「MB899826」で調べてみたら、1992-1995年のランサーの部品番号のようですね。 R12型旧フロンの最後のモデルが丁度FTOのデビュー(1994年)の時期と被っているので、共通部品として利用されているのかもしれませんね。

しかーし! 組み上げ後、真空引きしてガス補充すると問題発生!
えー!???
つづく。
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- 2019/08/29(木) 01:54:32|
- 修理/整備
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メインで使用しているエアージャッキ以外に、手動式のアルミジャッキがあるのですが、ここ1年位、壊れかけを応急処置したまま無理やり使っていましたが、いよいよ根を上げて油圧バルブを開閉する機能が働かなくなり使用不可に陥ってしまいました。
これ自体は10年くらい前にネットで15000円くらいで購入した安物ですが、エアージャッキに比べアルミ製なので軽く、出張修理などでも持ち運びができたので非常に重宝していました。
今までにも何度か作動油が抜けてしまい、入れ替えたり、今回のバルブ開閉に伴うユニバーサルジョイントの不具合を無理やりごまかして使用したりしていましたが。今回ばかりは駄目なようです・・・。

普通なら15000出して新品買いそうなものですが、あきらめの悪い私は、まずは修理してみよう!とバラしました。
(いや、新品買えよ!)
このユニバーサルの部分が長年の使い込みによって変形/粉砕してしまい、回らなくなってしまいました。

カシメを削って取り外してみると、鉄でできたリンクの部分が負荷で変形/破断していました。
ああっ・・・これでは回らないよね・・・。(ToT)

まずは左右の変形部分を切断し、新規に切り出した金属部品で左右を再構築してみました。

カシメを削ってしまったので、濡れウエスでシリンダーへの熱伝道を抑えて、元位置で溶接。

組みなおしてグリスアップで再生完了!(グリスまみれで肝心なところが見えん!)
非常にまわしやすく、新品の頃はこんなだったんか?!とちょっと感動。
もう10年がんばってもらうことになりました。(爆)

で、最近買った横着工具。
充電式電動ドライバー。 ヴェッセル製です。たまにやってくる工具屋(厳密にはネジ屋)さんが積んでいた道具。
今月積んできたけど、結構評判よくてもう在庫の残り1個です!という、ほんまかいな?なうたい文句にヤラれ、購入。
まあ安かったのでモノは試しで買ってみました。
丁度MH23SワゴンRのダッシュボード周りの全外し作業があったので、都合がよかったです。(MH23はダッシュ周りの固定ビスがほぼプラスのタッピングビスなので)

横着者の私には丁度よいかもしれません。 まだ経過観察はこれからです。
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- 2019/08/27(火) 11:02:10|
- 整備工具関係
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ちゃっかり、それとなく載っかっていますが、本固定ではありません。 インテーク下のゲタも付いていませんし・・・。
でも、こうやってボンネットの穴に収まっちゃうとかなり完成イメージが沸きますね。
これぞインターセプター!って感じです。

で、前回の続きでは、一応の組み上げができる(?)状態になったので、今回はケース本体とインテークなど非金属の部分を金属らしく見せるがためにシルバーの塗装で雰囲気をみてみました。
どうでしょう? なんとなく金属っぽく見えません? クリアーを塗ってしまうと大げさな透明度が付いてしまうために、あえてクリアーは塗らずにシルバーのみで塗装しています。 本物の金属(アルミ合金)部分であるプーリーの色身に合せて調色して塗装してみました。 アルミの地金って感じです。

簡易的に組んでみるとこんな感じ・・・。



で、載せてみたのがトップの画像です。

ちょっと、ゲタ部分が酸洗いが間に合わなかったので、インチキ搭載状態ですが、まあ雰囲気をという感じで・・・。

同じような画像ですんまそ。


もう少し暗いシルバーにしてくださいとのことですので、調整してサイド塗装したいと思います。
それまでには完成したゲタ部分も戻ってくると思います。




最終的に、このぶっといベルトを付けないといけないんだなぁ・・・。
さて、どうしたもんか・・・。

つづく。
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- 2019/08/26(月) 01:57:03|
- MADMAX インターセプター 関係作業
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※あまりにもマニアックなネタですので、MADMAX好き以外にはウケないかもしれません。
ご了承くださいませ。 似たような絵面ばかりですみませぬ。
つづきです。
ベースフレームに対する、ケース内の骨格(プレート)の位置決め中の画です。

インテーク下のゲタの加工中です。

組むにあたり、手が入らなくなってしまい裏からボルトを固定・・・などできないような状況を鑑みて、ボルトを裏から溶接固定しておきました。 これなら組み立て/バラし時も、裏から押さえる必要もないので片面からの作業ですみます。

仮組み。 まだこの時点ではフロントカバーを固定できるボルトを溶接していませんので、このように縦にして確認しかできませんでした。

ようやく最後の作業? 前後のケースを固定保持するためのボルトを溶接に入りました。
本来は貫通穴で裏からボルトを通して溶接してしまえば簡単なのですが、FRPのケースが密着していて、なおかつそのケース自体も厚みが無いため、ボルトを裏に収納できません。 なので、ネジ山部分だけをカットしたものを、埋め込み用に開けたダボ穴に差し込んで、根元で盛り上がらないように溶接する方法にしました。 表のカバーに干渉してしまうため、肉盛りせずに相互を溶かして溶接しています。 さすが職人だなぁ・・・と感心してしまいました。

こっちはフロント側。 ケースの厚み分ロングボルトになります。 長くなるとボルトの各傾きが悪いと干渉してフロントカバーがはまらなくなってしまうので、垂直にそろえながらの溶接。 冶具で計測/修正しながらの溶接。 なかなか時間もかかります。

差し込んでみるとこんな感じ。 向こう側がFRPケースのため、メスネジが立てられないので、溶接した貫通ボルトにナット(袋ナット)で同様の貫通固定にしています。



この後、フロントカバー部の左右上部に残った突起(ベースプレートの突起)は最後に削り落として、フロントカバーと同様のアールに処理しました。

つづく。
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- 2019/08/25(日) 01:25:03|
- MADMAX インターセプター 関係作業
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場所が変わりまして、後輩の鉄工所になります。
ブロワーの骨格やエンジンからを支えるフレームは強度やクオリティなどの兼ね合いから専門の職人にお願いするということで以前の記事でも書いていると思います。

今回は何をしているか?というと、

インテーク下のゲタというか、マニホールドに相当する部分というか、このサンドイッチされる部位を作り直しています。

持込のキットにもありましたが、いかんせんクオリティ(内部の作り込み等も)が???な感じなのと、オーナーさんの方から、高さが高すぎる気がするので、1段低くできないか?とご要望もあり、それなら!と作り直す方向にしました。 もうひとつの決定的な理由は、キットを組み上げる段階で、ボルトの固定位置や構成、組み立て順序等々、かなり無理があるというか、物理的に無理な構成だったので、脱着しやすく、しっかり固定できて、より軽く(キットのものは単体で7kg)したいというのもありました。
ですので、骨格と同じくステンレスにて製作しています。(サビないし・・・)
※以下画像はキット品。

製作中の画像。 意図的に元より高さを低くしています。 右に見えるのはキット品。

脱着のしやすさ、精度、強度に重点を置いています。

仮置きで完成イメージの確認。
アルミ鋳造製のフロントケース+プーリー他で5kg以上あるので、この固定方法もいろいろ思案していました。
本体ケースがFRPで取り付け部の強度が無いため、内部骨格ですべてを保持しないといけない。また本体ケースフランジ部にFRPの為メスネジを立てられないため(耐重量強度が無い)、そのあたりもかなり苦労しました。

だんだんと形になってきました。

土台のフレームに対する内部骨格はこんな感じ。 すべてステンレスで製作しています。
土台のフレームは磨きのステンレス。 まだ仮溶接ですが、本溶接後、酸洗いしてポリッシュします。
内部の空洞を広く取っているのは、この内部にキャブレターに対するエアクリーナーが収まるためのスペースを確保する必要があった為です。 メンテナンス等の事も考え、ほとんどの部品は基本的にバラせるように製作しています。(脱着の容易さも大事)
つづく。
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- 2019/08/24(土) 12:13:10|
- MADMAX インターセプター 関係作業
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ちょいと間が開いてしまいました。
10日ぶり?の投稿になります。
お盆中も結局休みはとれず、フルで仕事となってしまいました・・・。(ToT)
唯一お墓参りと、嫁さんの実家の方に顔を出せたくらいですか・・・。
自身の溜まっている作業をやろうと思っていましたが、結局1日と取れませんでした・・・。悲しい・・・。
話を戻しまして、
インターセプターネタも7月24日以来の久しぶりとなります。
ネタは溜まっていますので、一気に公開してしまいたいと思います。
はて?コレはなんでしょね? 察しの良い方は気がついていると思います。

そう、ヘッドライトのライトカバーです。
インターセプターの特徴的なワンポイントになっているところでもありますね。
塗装後、マスキングを剥がすとこうなります。
裏側の黄色いのはミスト付着防止とキズ防止のマスキングです。

でもって、これはウインカーレンズ。 そうフロントバンパーの左右下についているものです。
しかーし! 表のレンズだけしか持ち込まれなかったので、肝心なバルブ部とそのケースがありません。
というか、このままではもちろん点灯ができません。 どうしたもんじゃい!?
ちなみに、パッケージのメインは破り取られていましたが、一部「ホールデン」の文字が見えたので、当時のホールデン(オーストラリア)の車両用のレンズを流用しているものと思われます。 (勝手な憶測です)

で、共に仮装着してみるとこんな感じ。
オオッ!! 雰囲気出ましたねー!



ボンネットのチャージャーの穴を臨時で塞ぐカバーものせてみました。(というか、これでフタをしないとホコリがはいってしまう・・・)
最終的にはもう少し小さくカットしなおします。
フロントバンパーのウインカー裏側のハウジング(本体)も、国産車の流用品加工でなんとか対処し、バルブを装着したいと思います。(すでに流用品の目処はついています)
つづく。
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- 2019/08/23(金) 18:18:08|
- MADMAX インターセプター 関係作業
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磨き作業も完了し、(まだ少しだけ作業が残っていますが)、ほぼ完成となりました。
来た時に比べるとかなり綺麗なったかな?と。
整備の方も、今後の事を考えて突っ込んだ作業をしておきましたので、しばらくは大丈夫ではないでしょうか?

夜の撮影になってしまったので、ちょっと色身は暗く移ってしまっていますが、昼間見るとルーフのブラックとの対比もあって、ブルーがかなり映えて見えます。 (後日昼間の写真と入れ替えたいと思います)
当方でも、ほぼ毎回魔改造のフルエアロでの出庫が多く、ノーマル全とした形で仕上げるのは久しぶりかもしれません。(笑)


この後、中古新規登録でオーナーさんの元に戻る予定です。
このGTOもここまで手を入れた関係上、これから新たなオーナーさんとの長い付き合いになるかと思います。
一通り整備したとはいえ、もう22年経過の半旧車の領域です。
GTOも一部部品の調達も難しくなってきました。
これからも現状維持との戦いになるかと思います。
新たなオーナーさんの元で活躍してください。
とりあえず、おしまい。
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- 2019/08/11(日) 00:56:37|
- 修理/整備
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続きです。
ヘッドライトレンズ(プラスチック製)も黄ばみと劣化でくすんでいましたので、仕上げ直します。

600番で研磨後、マスキングしてクリアー塗装。
乾燥後、肌を研磨/ポリッシュして仕上げます。

リアガーニッシュもGTOエンブレムが剥がれかけていたので下地処理して再塗装。


フロントバンパーも下地処理して下色から塗装。


で、本塗り。

で、ようやく本丸の車体本体にゆきます。



外でしばし天日干し。
ブース内での色身と、自然光の元での色身が全然違いますね。
太陽光にあたるとかなり鮮やかな色身に見えます。 綺麗ですね。


とりあえず、磨き前ですが組める範囲で組み付け。
乾燥後、研磨とポリッシュ作業に入ります。

つづく。
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- 2019/08/09(金) 00:09:49|
- 修理/整備
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この光景何度目だろうか・・・?笑
このGTOで数回目です。
組み上げ後冷却水のエアー抜き中。
暖気しながらオイル漏れが再発していないか?ドキドキしながら見守ります。

どうだ?! 大丈夫そうです。 ヨカッター!!(^^)

エンジンルーム内も結構華やかになりました。

うん。 綺麗になった!

ボディーの塗装に入る前に、いくつか下準備があります。
長期寝ていた固体ということもあり、下回りやフロントパネル周辺が結構サビが多く、そのまま塗装するとすぐに再発してしまうので、最低限の下処理をしておきたいと思います。
表面のサビ&腐食を研磨し、サビ止め処理。


ヘッドライトサポートパネル裏側です。 ここらへんも結構サビが出ていました。
下回りからの湿気だと思います。

で、塗装。

うん。 綺麗になった!

リアフェンダーも一直線に凹みがあったので、引っ張り出して板金。


反対側も。

屋根もクリアーが劣化してガサガサでしたので、一皮研磨してからプラサフにて塗装。

今回はボディー色のマリアナブルーパールではなく、屋根はソリッドブラックで塗装となりました。

リアバンパーのホースメントも結構サビが出ていたので、サビ取り後塗装。

バックパネルもブラックで塗装。


つづく。
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- 2019/08/08(木) 01:27:22|
- 修理/整備
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ちょっと間が開いてしまいましたが、7月20日のGTO作業記事の続きです。
タイミングベルト&クラッチ関連まで交換作業が終わりまして、組み上げ後、油脂類を入れてエアー抜きしながら様子見をしていました。 また車両持ち込み時は、エアコンの操作パネル&エアコンコンピューターも無い状況で、動作の確認もできませんでしたので、取り付け後エアコン作動の確認も行いました。(画像はとりあえずコンソールの外で仮接続してテストの状況です。

ゲージを取り付けてみたところ、抜けかかりですが一応ガスは入っていましたが、正常動作するまでにガスが足りていない状況。 まあ5年以上寝かされていた車両にしてはエアコン作動はできたので優秀です。

とりあえずそのまま補充で様子をみてみると若干圧力的に少ない感じですが、とりあえずこれで様子を見てみることにしました。
(必要に応じて一旦ガスを抜き、真空引き後再補充を検討します)
冷風は出ています。

まあこれの確認はよいのですが、想定外の状況が発生。
エンジンかけて暖気していると、徐々にクランクプーリーの下にポタポタとオイルが漏れてきているではないですか・・・。(ToT)
カムもクランクもオイルシールは交換済でっせ?! どこから漏れて来たん? クランクシールにキズが入った・・・?

折角組みましたが、またもや折り返しでバラしてゆきます。

カム周辺からのオイル漏れもないし・・・。

クランクのオイルシール、こっちも大丈夫そう。
一体どこぞ?

なんだか、このオイルパンのシーリング部から来ているっぽい。
一度外した形跡がありますね。

途中で気がついたのですが、このオイルパンを外したというのが、その左右のクロスメンバー(縦に走っているメンバー)が中古品に交換されている形跡がありまして。 中古部品にあるマジック書きした形跡が見えました。
どうやら事故修復時にクロスメンバーの交換やオイルパンの脱着(交換)を行われていた模様・・・。 その影響かどうか?わかりませんが、その関係部位からもれてきている感じ・・・? クランクシールから下というと、もうここしか無いんだよなぁ。

なので、オイルパンを一旦剥がして確認及び清掃後再シーリングを実施する方向になりました。
またまた再度フロントパイプ外して、セルモーター外して、トランスファまで外さないといけなくなってしまいました・・・。
も、嫌。(笑)

通常は画面上にあるオイルパンシールカッターというSST(特殊工具)があればチョイチョイとできますが、GTOの場合結構邪魔をする突起や部品があり、簡単にはできそうに無かったため、手持ちのスクレーパーやその他活用できそうな道具を総動員して作業を行いました。

なんとか、気合で外れました。

やっとこ外れたオイルパン。

カップブラシとワイヤーブラシで残ったシーリングを研磨除去しました。 綺麗になりました。
併せてオイルパン内部も洗浄。

折角外したので、黒で再塗装。 おおっ!イイじゃん。

エンジンブロック側の密着面も清掃。


これなら大丈夫っしょ?!
※やべぇ、画像が逆さまだった・・・!

つづく。
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- 2019/08/07(水) 00:12:19|
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急な暑さのせいもあってか? ここ数日が頭が痛く、だるい日が続いています。
夏バテか? 軽い熱中症になってしまったか・・・?

こまめに休憩と、水分の補給はしているのですが、体が追いついていかないようです。
歳だなぁ・・・。がっくり。
気をつけたいと思います。
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- 2019/08/02(金) 10:39:30|
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