では作業開始です。
キャビンは比較的綺麗なのですが(ヘコミ/キズは判断材料ではない)、荷台はさすがにくたびれ始めていました。
ダンプの最もサビが発生しやすい前側のパネル角。 一部腐って穴が開いています。
これは部分補修よりもザックリ切って取り替えたほうがよさそう・・・。

車検の帰りにジョイルフホンダに寄って3.2ミリ厚の鉄板を買ってきましたが、150センチ幅が切り出せる鉄板が売っておらず、一番長くて90センチでした。(または180*90センチもあったのかもしれないが、そんなにたくさんは要らないし、立ち寄った車ではとても詰めないサイズだったので断念しました。 なので60センチ*60センチだったか?のサイズのものを購入。

無駄なく使う方法で鉄板をケチったので、つぎはぎ溶接の痕跡が痛々しい・・・。
いつもは薄鉄板溶接ばかりなので、久しぶりにアーク溶接機なんぞを引っ張り出してきましたが、200V仕様とはいえ、単相の小型のものなので、間に合わせで購入してきた溶接棒(3.6ミリだったか?)が全然溶けずにくっつきぱなしで作業進まず。
あきらめて2.6ミリの細い溶接棒を入手しようやく再開。

言い訳するわけではないが、溶接棒がひっついてまともに溶接ができなかったのよ。 汚い溶接跡はご勘弁。w
とりあえず、駄目部位をバッサリ切って継ぎ溶接したので、これで底抜けはないと思います。
内側角は40角のアングル材を補強を兼ねて溶接。

次にキャビンの天井。 べっこり凹んで、数箇所破断していた箇所があったので、握りこぶしに軍手をはめて、イザ!
昇竜拳~!だいぶでてきまして、切れ箇所も裏から金属チップをあてがって、チップ溶接。
うん、だいぶ良くなった! でもこぶしが痛い・・・。

同様に凹んだフロントパネルも引っ張り出して、面だし。 結構な広範囲でゆがんでいました。

で、サフェーサー。

だいぶ形は復元できました。 まあ見えないところだし、大まかに成型です。

荷台の鉄板部分もプラサフ塗布。 (さび止めもかねてます)

同様にアオリもサフ。

つづく。
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- 2019/12/31(火) 02:43:01|
- 軽トラック仕上げ作業
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これもしばらく前の作業でしたが、掲載タイミングを失っていましたのでいまさら掲載です。
働く車、軽トラックの中でも希少なダンプ車です。

まあ現場で働く車ですから痛むのは仕方ないですが、もうちょっと労わって使って欲しいですな。
キズ/ヘコミは良いんです。

多少のサビなども仕方はないです。

何かモノを載せたのか?モノが落ちたのか?上に人が乗ったのか???天井が潰れています。

中がメッチャ汚いんですよ。
まあ、シートは交換するからよいです。 その下というか、周りなんです。

ごらんの通り。

一旦は掃除機とエアーダスターでがんばりましたが(助手席側)、あまりにもホコリっぽさが消えないので、結局電装品を外して室内を水で丸洗いしました。 あースッキリした!

天井も、潰れて折れた箇所からサビが出てきてチョイチョイ穴が開いているんだよね。(爆)
これもつぶれを中から押し出して、チップ溶接で塞がないといけませんね。

車体に付いた土くれを洗い流す関係でダンプアップし、エンジンカバーを外してチェック。

おっ! おやおや~?! なんとダンプにスーパーチャージャーが付いているじゃないっすか?!
ダンプ用のベース車にスーチャーは珍しいかもしれませんね。
車体の値段も高いしね。

ダンプでスーチャー付きでエアコンも付いて4WDとはなかなか掘り出し物だったかもしれない。
(見た目と内装はボロいが・・・笑)
まあそのための仕上げだから、これから生まれ変わるでしょう!
荷台のサビをせっせと研磨してゆきました。

つづく。
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- 2019/12/30(月) 09:50:48|
- 軽トラック仕上げ作業
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前回、ヘッド交換したアクティトラックです。

トラックとしては綺麗な方ではあったのですが、それなりにキズ等もあったのでドア中は塗らずに、外側だけの塗装です。
荷台は、強アルカリ洗剤で汚れ落としもしながら、足付けもかねて作業してしまいます。

室内もパっと見はきれいなのですが、タバコのヤニで内装が汚れており、天張りも汚れが目立ちます。

なので、内装や天張りも取り外して、強アルカリ洗浄剤等で綺麗にしてゆきます。


洗浄後、立てかけて水切り。

平行して車体も塗装してゆきます。
多少のキズへこみはありましたが、全然綺麗な方でした。


でもって塗装。 純正塗装と違い、白の上にクリアーを厚塗りしておきます。
純正の白はクリア塗装がされていないので、経年劣化でツヤ感もなくなってしまい、塗膜も薄いので最悪は下地がでてきてしまいます。


アオリやメンテナンスリッドパネルも塗装。

乾燥後、組み付けて完成です。




ピカピカになると気持ちが良いね。
おしまい。
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- 2019/12/29(日) 00:25:13|
- 軽トラック仕上げ作業
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ここ数日、年末の追い込みや片付けetcで更新作業ができませんでした。
残すところ数日にもかかわらず、全然終わらん。 どうしよ・・・。
みたまんま。アクティトラックです。
タイミングベルト関係だけサクッとやって終わらせるつもりでいたんですよ、当初は・・・。
このときはさっさとやって、さっさと帰るべ、と考えていました。


ホンダのエンジンは(一部は違うかもしれませんが)、タイミングベルトを交換するのにヘッドカバーを外す必要があるのですが、おもむろにあけたら、「
非常にマズいもの」をみてしまいました。

まあね、プラグコードを抜いて、プラグを外したところからイヤな予感はしていました。
まあ、ロッカーアームのOリングが劣化してプラグホールにオイルが落ち込むのは想定内でしたが、漏れすぎでしょ・・・。
プラグがオイルに浸かってますがな。 むしろ、この状態で普通に走れていたエンジンの方がすごいと思うが。

下からもベルト関係をジャンジャン外してゆきます。
散々やっているので、もう、両手骨折しててもできます。(笑) ウソ。

でね、ヘッドカバーハグった結果がこうですよ。 もうね、ブラック味のチョコレートケ-キて感じ。
オイル交換はどうなっていたんだい? まさか足してただけ?

もう、ガビーン!ですよ。(昭和のビックリネタか?)
エンジン自体の異音もなく、先にオイル交換だけしたときは(汚れてはいたが、2Lくらいは普通にでてきた)特に違和感は感じませんでした。 まさかヘッド内部がこんな有様とは・・・。
エアーで清掃して・・・とかも考えましたが、後々のことを考えると怖いので、ヘッドを外して、良品の予備で持っているヘッドに乗せかえることにしました。 うわぁー、すぐに終わらせるつもりでいたのにー!予定外です・・・。

幸いにも、E07Z系のエンジン整備部品は常日頃からストックは持っているので困りません。
倉庫から良品の中古ヘッド、ヘッドガスケットセットなどを取ってきていざ作業開始。
外した駄目駄目ヘッドの残念な写真もあったのですが、編集中に誤って画像を消してしまったため、エグいことになっていたヘッドの詳細画像を載せられませんでした。 あー残念。
画像は引っ張り出してきた良品ヘッド。 過去に処分してしまうエンジンより外しておいたものです。
貧乏性のため、なんでもとってあるんです。(爆)

バルブの溶損もなく圧縮も大丈夫そうなのでコレでゆきます。
先のスラッジ山盛りヘッドを洗浄している時間もありませんし、基本、面倒くさがりなので楽な方でゆきます。

載せる前に、ロッカーアームごと外して、いつものOリングを交換しておきます。

画像ブレブレですが、ヘッド面の清掃/研磨と、ピストントップの清掃もしておきます。

腰下のオイルラインも少しスラッジが溜まっていましたので、できうる限り清掃しておきました。
で、折り返してでヘッド他を組んで、調整して、冷却水のエアー抜きして完了です。

次回は車体の仕上げ実施です。
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- 2019/12/28(土) 10:02:31|
- 修理/整備
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前回の続きです。
洗浄/足付け/脱脂後、車体の塗装に入ります。
まずはドアやエンジンルーム内、トランク内部から。

マスキングをして、



下色の水色を塗り、その後のブルーの染まりを良くます。


で、上色のブルーパールを塗装。 この時には既に、ルーフの塗り分け部分のガンメタリックブロンズは塗装済です。

ドアなどの外板部品を取り付けて、中研ぎしてから再度ブルーパールで塗装。そしてクリアー仕上げ。


研磨後、組み付けて完成!
現在販売車両としてグーネットで掲載中です。

フロント/サイド/リアとフルエアロ仕様になりました。
アルミも18インチを入れたので、ビシッと決まりました。

新たに、ルーフスポイラーも装着。

ルーフをダーク系で塗り分けると、車高が低く見えてスタイリッシュに見えます。

テールランプもスモーク仕様のアストンマーティン風に塗り分けしました。

早く、新たなオーナーさんにかわいがってもらえるとうれしいです!
おしまい。
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- 2019/12/24(火) 01:59:01|
- オールペイント など。
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ここしばらく、被災車両の記事ばかりで萎えていたので、少し気分転換で一旦通常記事に戻します。
作業は台風前に行なったもので、バタバタあったので記載遅れになっていたものです。
車両はFTO。 当方の在庫車両の仕上げです。
GTOの塗装は結構多いですが、FTOの全塗装はなかなか珍しいです。

大きな改造は行わないのですが、ホイール関係の入れ替えと、エアロの追加と既存のエアロの加工。 ボディーの板金等です。
エアロ類も新規に用意しました。
上からルーフスポイラー、サイドステップ、フロントハーフスポイラー。

リアクォーターのこの位置が凹みが大きいので板金してゆきます。

潰れている周辺部の塗装を剥がしまして、

チップを溶接して引っ張ってゆきます。
実際はもっと沢山のチップで他の箇所も均等に引っ張って出しています。

荒出しが完了したら樹脂パテで大まかな成型。(痩せない硬いパテです)

サイズが大きかったので、寸法詰めしたエアロも面出しします。

平行してテールランプの塗装準備。
ガンメタリックの縁取りを完了したところです。 この後スモーク処理します。

FTOのネックになってくるのがル-フの状態。 結構な頻度でルーフの内側からサビが出てきて、処理をしても何度も再発します。 原因はルーフパネルとその裏の補強材(骨格)とを接着している接着剤が湿気を吸い、密着しているルーフパネルの裏側を腐食させることにより中からサビが出てきます。 一旦サビ接着剤も)だけ取ってもまた再発します。 ここはサビ部分のパネルを部分的にカットして新規に制作した部位を切り継ぎ溶接するか、ルーフ丸ごと交換するかのどちらかしか完全にサビを撤去できません。 ちなみにルーフパネル裏の骨格は2本通っているので、2列のサビになります。
この個体は前オーナーさんが13年間車庫保管されていたそうなので、サビもなく非常に良いレベルでした。 FTO購入をお考えの方は、ココは必ずチェックしてください。 エンジンやミッションなどが駄目になっても載せ変えはできますが、モノコックとしての骨格の入れ替えはかなり大変な作業になります。(手間も金額も)

準備ができたら順次塗装作業に移って行きます。




つづく。
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- 2019/12/23(月) 10:05:08|
- オールペイント など。
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前回の続きです。
エンジン&ミッションの乗せ替えの段取りに入りますが、まずはどうあっても荷台が邪魔なので、撤去します。
お隣がレッカー屋さんですので、ユニック車を借りて、外した荷台をウチの1トン車の荷台へ亀の子状態へ。
いや、亀の子の上の方が明らかデケーなっ!

とりあえず、無事撤去。
一旦荷台は退避していただいて、かなりスッキリしました。
これならばやりやすいね。

うん、寒々しい・・・。(笑)

そいでもって、抜き取る前に、もうひとつ邪魔なのが、キャビンフレーム?(正式には何ていうのか?わからん。キャブをロックするやつ)が邪魔なので、コイツも撤去します。 撤去するにあたり、根元の方にもゴチャゴチャといろんな部品が付いているのが結構邪魔だったりします。

でもって、一本吊り! 捕ったどぉーーー!(古い・・・!)

ご苦労さまでした!のエンジンさん。

軽トラの荷台に鎮座するのが、これからお世話になる整備済みのエンジンさん。
よろしくお願いします。
フレームだけになったキャンターのお尻のほうに高々と積み上げられたタイヤ(ホイールつき)は、エンジン/ミッションがなくなってしまったところに、キャビンだけの状態で、しかもキャビンを開けているので、見た目なんだか前につんのめって倒れてしまいそうだったので、ちょっとだけビビって重りとしてリア側に大量のタイヤ/ホイールを載せてみました。(効果あるのかどうか?はわかりませんが、作業中の精神衛生上の問題からです。(笑))

うん、スッキリした!!


載せ替えの途中で発覚したのですが、稼動していたエンジンの方についていたエンジンマウントは劣化して角が欠けたり、ヒビが入っていました。 運良く購入したエンジンの方にもマウントがついていたので、エンジン/ミッションマウント共に交換しました。
ある意味丁度よかったです。 マウントの取り付け部がVマウントのようになっているので、エンジン/フレームとの間にマウントをフィットさせるのに苦労しました。 なかなか良い位置に来なくて積み込み時に四苦八苦・・・。

手を借りて、みんなで組み立ての真っ最中・・・。
日が暮れる前になんとかキャビンを閉められるくらいまでは進めたい・・・。
(天気がめまぐるしく変わるときだったので、さすがにこの開放状態で雨に降られて2次的な不具合がでるのも避けたかったので、マッハで組み上げました!)笑

エンジンは無事かかったのですが、なにやらグズる・・・。
最初はよいが、1分位するとブルブルしだしたり、エンストしたり・・・。
その後の調べで、エアフローセンサーがNGなのが発覚。
まあ、確かにエアフロも水浸しだったし、内部に基盤の回路も入っているわけで、大量の水を吸い込んだら駄目になるわなぁ・・・。
新品取るしかないかぁ・・・。と部品屋さんに見積もり依頼したら驚きの¥69800(税別)。
在庫はありますよー!と回答。

おいおいっ! まてまてまて! 高すぎだろう!? マジか!? 安っすい軽自動車買えちまう金額じゃねーのよ!?
30000円位だろう!?とタカをくくっていたので、腰が抜けてしまいました・・・・。
仕方ないので、中古を探すが、これがまた見つからねぇ~。 旧ランサー系と共通らしいが、1500や1800のccのランサー用はあるけど、2000ccとなると、ランエボ用ばかりで、シングルカムの4G63用なんてこれっぽっちもねぇ・・・。 海外製で社外品が見つかったからならばそれでもいいか?と思えば、海外取り寄せなので、2-3週間かかるとか・・・。 もう年越しちまうよ・・・。
気合で見つけて、交換後診断機でリセットとコンディションチェック。
なんとか大丈夫そう。
荷台も戻して、エアコンガスの真空引きからの注入。
これでなんとかメドはつくか・・・?

の、納車しようと段取りしていたら、まさかの車検切れ。
預かっていた間に切れてしまった模様・・・。マジか・・・今から車検整備をするのか・・・?
このまま納車するつもりでいたのに・・・・。(ToT)

結局、足回りやブレーキなど分解整備し、追加でブレーキパッドの交換、ラジエターファンにヒビが入っていたため交換など実施し、速攻で車検を通してきて、無事納車できました。 チャンチャン。
あーやっと終わったぁ・・・。
ここ最近、エアロ屋らしい仕事を全然してないなぁーと、一人つぶやく自分がいた・・・。
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- 2019/12/19(木) 11:46:11|
- 台風/水害での修理&板金
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少し前に掲載した大雨災害での水害にあってしまったキャンタートラックです。
板金記事ばかりだったので、今回は修理作業メインとなります。
エアクリーナーから水を吸い上げてしまった関係で、エンジンがウォーターハンマーを食らってしまい、運良く良品の中古エンジンが見つかったので、乗せ替え作業を行いました。

ベースエンジンですが、トランスミッションも付いて、80000km走行で約20万円。
決して安い買い物では無いですが、ガソリンのトラックエンジンで程度のよい(距離の短いもの)はなかなか出てこないので、ある意味ラッキーでした。トランスミッションも付いていたので、お得感はありますね。


そのまま乗せてしまうわけにはゆきませんので、まずはクラッチ関係の交換。

ベルハウジングの中も真っ黒でしたので、洗浄しました。

外したクラッチディスクとカバー。
ディスクもなかなか減っていたので丁度よかったです。

フェーシング材の残り山が全然違いますね。 交換して正解でした。

パイロットベアリングも交換。 画像には無いですが、リアクランクシールも交換。

でもって、クラッチ組み付け完了。

ベルハウジング内もサラっと軽く洗浄。
もちろんレリーズベアリングも交換です。

ベルハウジング部のボルトは、いつもの(?)忘れちゃうといけないから(作戦)でダンボールに刺してます。

つづいて、タイミングベルト関係一式の交換。


降りているのですごく作業がし易い。 まあ、言ってもトラックなので、キャビンが持ち上がるので、乗用車に比べれば全然作業性は良いのですが。 ウォーターポンプまで一気に外します。

タイミングベルトのアイドラープーリーだけがちょっと厄介。
エアコンコンプレッサーとパワステポンプを外してずらさないと交換できないという・・・。これ車載状態だとなかなか厄介ですね。
よかったぁー! コンプレッサーのすぐ脇が車体の太いフレームが通っているので、これまた逃がすスペースが狭いので、降りているときに交換は助かります。

で、組み付け完了。 この後ベルトカバーを付けて、クランクプーリーをつければほぼ終わです。

さて、いよいよ本命の積み替えに入りますかね。

つづく。
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- 2019/12/18(水) 02:16:08|
- 台風/水害での修理&板金
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似たような作業内容だったのでまとめて2台掲載。
こちらはC24セレナ。 自宅車庫の屋根が崩壊し落ちてきてこうなってしまったとの事。
フロントガラスバリバリで前も見えない状態。
これでは危険で運転もできないので、さすがに優先的に預かり、ガラス屋さんに依頼をかけましたが、受付電話後3週間目でようやく順番にてガラス交換も完了し、納車ができました。
なので、それ以降のガラス交換車両はすべて当方で実施しました。
それくらいガラス屋さんもパンク状態だったというわけです。

台風直後は市内はこんな車だらけで、フロント破損以外はビニールなどを貼って雨の吹き込みを最小限に食い止める処置が大半でした。

こちらはDA63Tキャリィ。 こちらは車庫のシャッターが強風で破られ、ボンネットとフロントガラスに接触し続け、ボンネットへこみ、フロントガラス擦れて破損になってしまいました。(表層のガラス面が削れて、中間層の樹脂まで削れていました)


まずはガラスカッターとピアノ線(専用の工具を使用して)を使い、破損したフロントガラスの切り離し。
もう、散々やったので慣れました。

で、折り返しで新品(社外品ガラス)を組み付け。

それ以外に、クラッチの交換。
4WD車なので、2WDに比べるとかなり面倒くさい(というか、トランスファ一体のミッションが大きく/重くて大変)ので、予想外に手間がかってしまいました。


かなり減っていたクラッチ。 右は新品。
レリーズベアリング共々一式交換しました。 もちろん一緒にリアクランクシールも交換済。

被災車両、まだまだあるよ。(ToT)
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- 2019/12/17(火) 00:24:09|
- 台風/水害での修理&板金
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昨日/一昨日はメチャメチャ体調が悪かったなぁ・・・・。 ようやく少し復活です。
こちらもまたまた台風被害車両です。
自宅ガレージのシャッターが強風でやぶられて、シャッターが車体前面にガチャガチャと接触し続けた影響でフロントまわり、両ドア、ヘッドライトがキズだらけになり、フロントガラスもヒビがはいってしまったそうです。

フロントガラスも割れています。 こちらも交換になります。
ガラス交換作業中の画像も撮ったと思うのですが、なにぶんバタバタとしていたため、画像がどこかにいってしまい、作業中の写真がかなり少なめです。 間違って消してしまったのか・・・?
また、この台風の影響で自動車ガラス屋さんも作業がパンク状態ですので、こちらの車両は当方にてガラス入れ替え作業を行いました。 よく見るとAピラーも凹んでいますね。

とりあえずフロント周りの部品を外して板金作業にはいります。

画像かなりハショっていますが、サフェーサーまで入ったところです。

で、塗装完了。

磨いて組み付けです。
フロントガラスも社外品のボカシ入りに交換。

綺麗になりました。

台風被害、まだまだあるんだよぉ~。(ToT)
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- 2019/12/15(日) 11:41:01|
- 台風/水害での修理&板金
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大風で粉砕した瓦が降り注いで数ヶ月前に全塗装したばかりの車体に、数え切れないほどの凹みキズ(塗膜はがれ)。
キャビン背面のガラス(安全窓)も割れて粉々になってしまいました。

白い点々に見えるのが、すべて破片が当たり、塗膜が剥がれてしまったものです。

このときは台風直後(1週間後位だったか?) ようやく停電も解消して、部品の手配もできたので、中古のガラスを購入し填め替えました。 なにせ、台風直後も雨風強い日ばかりが続いていて、早めに塞いでしまわないと車内に雨が入っていてきてしまうからです。

填めている最中です。 この手のゴムモールタイプは紐やコードがあれば難なくガラスの脱着が可能です。

助手席側のミラーも半分割れてしまっていました。 新品(右)との比較画像。

画像荷台のトリイ。 キズ凹みをとってサフェーサーまで仕上げ。

荷台側の補修中。


キャビン背面、アオリ後方、トリイのみを塗装して完了。

とりあえず、仕事車で急がなければならなかったので、駆け足で作業完了。

しかーし! この後の10月25日の大雨災害で、深みにはまって現地でエンストし、あわや廃車の危機を迎えてしまいます・・・。
まあ、最終的には修理でなんとかなったので、復活はしましたが、同じオーナーさんのもう1台の1.5トン車のキャンタートラックは(先に記事にしたとおり)水害でエンジンが駄目になり、エンジン載せ替えとなってしまいました。 追ってキャンターのエンジン載せ替えの記事も掲載します。
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- 2019/12/14(土) 10:38:34|
- 台風/水害での修理&板金
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まだまだあります、台風被害。
今度のはパレットのパールホワイト。 スズキのカラーで「Z7T」と呼ばれる3コートパールです。
ワゴンRをはじめ、昔からさまざまな車種に流用されているパールホワイトです。
今回のは他の車両と少し違いまして、大きな飛来物が当たって、キズ/へこみとかではなく、近所の庭に敷いている石(?)が台風の強風にあおられて一斉に飛んできて、散弾銃のごとく食らってしまい、数え切れないほどのキズ(塗膜はがれ)/へこみがおきてしまった車両です。 あるいみこの方が見た目のインパクトがすごいです。

災害後はすぐに作業着手ができなかったので、サビが出ないようにとオーナーさんが塗膜はがれの箇所をタッチアップペイントした結果、マダラ模様になってしまいました。
左側面を中心に、前、屋根も被害を受けています。
しかし、よくガラス割れなかったなぁ・・・。 ある意味ラッキーだったかも。

とりあえず周辺をバラして撤去。
全体を足付けして、塗膜はがれの箇所を総パテしてゆきます。
1回では決まらないので、複数回盛って/削ってを繰り返します。
黄色いのがパテです。 屋根も同様に実施済です。

かなり作業画像をハショっています。
バンパーもキズ補修後サフェーサーで肌の確認。

車体側もサフェーサーで確認。

画像では屋根の塗装はハショっていますが、側面塗装の前に既に塗装済です。

昼間の撮影だったので、日差しが差し込んで画像が白っぽくなってしまいました。
すでに塗装完了です。

磨いて、組み上げて完了!


まだまだあるんだよ~ぉ。
つづく。
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- 2019/12/13(金) 01:47:30|
- 台風/水害での修理&板金
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同じく、先のセレナと同じお宅の2台目の被害車両。
見た目のひどさはこちらの方が上でした。
どんだけの勢いでぶつかってきたのか?フェンダーが大きくへこんでいます。 Aピラーにもキズ/へこみがあり、よくガラスが割れなかったなあ・・・と変に感心。 左側面、左上面ピラー、ルーフにもキズへこみが入っています。

こんなの人に当たっていたら大怪我ではすまなかったかもしれませんね。

さすがにフロントフェンダーは交換でその他は板金です。
キズ凹みが多数広範囲についているので、結果補修と塗装も広範囲になってしまいます。


キズ補修後サフェーサーにて確認。



正反射とスカシとの丁度良い色見を出すのが非常に難しい(個人的に技術不足)色です。 こういう系統の色は・・・。
なかなか合わずに数回の調整の上塗装開始。


塗装して完了です。


まだまだ被災車両たくさんある~。
つづく。
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- 2019/12/11(水) 19:34:15|
- 台風/水害での修理&板金
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またまた間が開いてしまいました。 久しぶりの更新です。
ここしばらくはずっと台風災害修理と車検に追われ、エアロ屋らしい作業が全然できておりません・・・(ToT)
もう12月だというのに、あと5台も災害修理が残っていまして、このままだと年を越してしまうのは確実かと思われます・・・。
GTO関係の作業なども既に預かり&これから預かり、これから作業予定の打ち合わせなども複数あるのですが、全然進めることができず・・・。 お待たせしている方々、本当に申し訳ございません。 一人では全然終わりません・・・。
更新もしていなかったので、当方ブログ閲覧マニア(?)よりお叱り(笑)と生存確認の連絡をいただきまして、重たいお尻をあげました。 更新がおろそかになっていたのはなんでかっていうとね?、台風時に事務所内が水浸し&吹き飛ばされになってしまった際に、伝票やら領収書やらが散乱(一部紛失してしまったようで、数が全然足りない・・・滝汗)してしまい、印刷されていたレシート(感熱紙?)なども、印刷が消えて日付や金額なども見えず真っ白になってしまったレシートやらが数知れず。 また、張り付いてしまって、ダンゴ状態になってしまったレシートなども数知れず・・・。 12月に入り、伝票整理をし始めたのですが、6月から9月までの机に出ていた分のさまざまな資料やレシートなどがカオスな状況になってしまっておりまして、税理士の先生にどうしようか?と相談して途方にくれていました。(もう、困り果てて笑うしかない・・・)
今年の確定申告も、みなさん大変だろうなぁ・・・。 被災して伝票や領収書など吹き飛ばされてしまったところなどはどうするんでしょうかね? ウチなどはまだ屋根とばされたりはしなかったので、まだ全然良いほうだとは思うのですが・・・。
まあ、話を戻しまして、画像は当方同級生のご自宅。
やはり台風被害で風圧でブロック塀の上にあったアルミの柵が根元からちぎれて吹き飛び、雨戸もまるごと吹き飛びなくなっていました。(よく窓ガラス割れなかったもんだなぁ・・・) 飛んだ柵などが2台の車にぶち当たり、2台共々キズだらけになってしまいました。 折りたたみ式の門も風であおられ、びろーんと延びたままぶっ倒れていました。
なので、こちらの2台も板金修理で入庫。

おっちも、こっちも、屋根もキズ/へこみなのですが、全部の画像を載せていると画像だらけになるので、割愛で一気にゆきます。






色まで入ると、ようやく先が見えてきました。


よくやる色替え全塗装と違い、元通りへの板金と装修理なので、ビフォーアフターの変化の差が乏しいですが、まあ綺麗になったのでよしとします。


まだまだ未掲載分の車両が沢山あるのでがんばって更新せねば・・・。
つづく。
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- 2019/12/10(火) 09:52:11|
- 台風/水害での修理&板金
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