つづきです。
エンジンクレーンをひっぱりだしてきまして、早速エンジン取り外し開始です。
このテリオスキッドは縦置きエンジン/ミッションで4WD、マニュアル車です。 ワゴンRなどの場合は横置きでコンパクトに前方にまとまっているので、マフラー、ストラット下部&ブレーキキャリパー、ドライブシャフト等外せばサクっと下ろせますが、ダイハツ系は基本的にフロント横置きエンジンでもエンジンメンバーごと下ろす前提になります(下ろさないやり方もあるかもしれませんが)。
このテリオクキッドも、基本的にはメンバーごと下に下ろす前提ではないかと思います。 エンジンルーム内でミッション、エンジンマウント等を切り離してしまえばエンジンだけ上抜きでできるかもしれませんが、それはそれで手間がかかってしまいそう・・・。

何通りかやり方があるようですが、当方の設備と道具と技術でできる方法として、エンジン/ミッション/エンジンメンバーがついたまま車体から切り離し、一旦下ろしてから、ミッションを切り離し、エンジンメンバーを切り離して、エンジン単体を上から吊り上げて抜く方法にしました。 下からまるごと抜ければ世話がないのですが、いかんせんリフトがないのでそこまで高く車体を持ち上げられません。 なので、車体直下でバラして上抜き(エンジン高もあるので、バラしても下から抜けない・・・)でゆきます。
とりあえず、マフラーをタービンアウトレットから外して、メインのプロペラシャフトを外し、フロントデフにゆくプロペラシャフトも外し、ハーネス/ホース類を、ステアリングシャフトを外して、ラジエターを抜き(エアコンコンデンサーとコンプレッサーは残したまま)、エンジン/ミッション/エンジンメンバーをエンジンクレーンの足の上に下ろしました。

ここでミッションを分離し、エンジンメンバーとも分離します。

エンジン単体を吊り上げてコンデンサーを交わして搬出。
やっと取れたぜコンチクショウ!

エンジンルーム内はごらんのとおりスカスカに。

ミッションの取り付けボルトは、わからなくなってしまわないように、いつものようにダンボールに刺して管理。

手前が取り外したブローエンジン、奥が前回消耗品交換した中古エンジン。

不足している部品やハーネス類を中古エンジンに移植してゆきます。

水周りのホースも揃ったので、エンジン降りているうちにこちらもすべて交換します。

新品クラッチを組み込んで積み込み準備完了!

さーて、折り返しますか!

レリーズフォークも清掃/注油し、レリーズベアリングも組み替え、ミッション/エンジンメンバーを組みつけてゆきます。
軽の癖してモノが大きく重いので、一人で組み付けるのがなかなか大変。 外で組めればなんてことないのですが、設備の関係上、車体直下で組み上げて最後に車体本体に接合する方法なのでなかなか自由がききません。 ワゴンRの方が数倍早いわっ!

つづく。
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- 2020/02/07(金) 10:42:10|
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