以前にエアコン修理でブログに記事を上げたFTOさんです。
まだ細かい作業が残っていたので掲載です。
預かり時から伝えられていまして、ドアの閉まりが悪いのと、ガラスが上がりすぎている気がするとのこと。
確かに、ドアは強く閉めないと半ドアになってしまうようです。
また、よくみてみるとガラスの上がり位置が本来より少し上になっていて、車体側のサッシに干渉してしまう時があります。
ドアガラスの上がりきりのストッパー(リミッター)の調整で済むかな?と思って、とりあえずドアの内張りを剥がしました。

あれれ?何か違和感・・・。 この白いプラ製の部品、先端折れてないかな? 破断面に見えるけど・・・。

ドアの内部構成部品図を取り寄せてみました。
図の67112の「フック」がやはり破損しているように見えます。
方ドアに前後で2箇所づつ付いていますが、前後ともに破損していました。
一応、念のため反対側のドアも同じように確認してみたら、1個は同じく破断、もう1個は破断しかかっていてもうプラプラの状態でした。(笑) 左右共に駄目ですね。 右ドアも時間の問題だったと思います。

とりあえず、大事をとって外側についている67114の「ストライカー」も併せて取り寄せすることにしました。

ガラス部を上から見たところ。 ちょっと分かりづらいですね。 ぼやけて下の方に見える白い部位が破損していたフックです。
これがガラスと共に下から上がってきて、ガコッ!と矢印のブラケットにハマり込みます。
このブラケットは、主にガラスのストッパーとガラスの傾きを受け持っているようです。(本来のストッパーブラケットも別に存在します。)

破損品と新品比較。 見事に真っ二つです。(破片がドア内部下に落ちていました)
左側のストライカーは破損はしていませんが、交換の手間は変わらないので経年劣化も踏まえて保全交換しておきます。

ガラスに対してどういう風に付いているのか?見やすくするために、少々強引に引っ張り出してみました。
白いプラ製品が今回の交換部品。

その受けとなるブラケット(水色線)でストッパーとガラスの傾きの調整。
黄緑色がガラスの上がり時のリミッター調整(主の方)。
フックやストライカーの交換は、レギュレーターと、モーターの固定ボルトを外して、ガラスをフリーにして下げた状態で行いました。
※正規の方法はマニュアルを見ていないので分かりません。www 独自方法の為、あまり参考になさらないでください。

ガラスの上がり止りの位置調整と、ガラスの角度調整をしなおして、動きが軽くなるようにレギュレーターのレール部にグリースを塗布、ドア開閉のストライカー位置(車体本体側)の位置調整も行い、スムーズにドア開閉ができるようになりました。 ドアの閉まりが悪かったのは、ドアストライカーの位置だけではなく、ガラスの位置もズレていた為のようです。
おしまい。
事務所にて。 デスクワークしていると3にゃんこが乗ってきて足の上が大渋滞。
背景が汚いのは見なかったことにしてください。www
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- 2023/03/25(土) 10:44:30|
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