前回まででフロント周りはボンネットを残すのみとなりましたので、早速ボンネットの加工に入ります。
画像のデモカーについていたボンネットもウチのオリジナル製品なのですが、デモカー製作当時のベース車がスタンダードなGRという2000ccツインカムのグレードをベースにしていました。 このFTOの最上級グレードはマイベックエンジンといいまして、高回転になると高速カムに切り替わる(んだったっけな?詳しくわからん)、ホンダでいうブイテックエンジンのような感じのもので、ノンターボ車では当時なかなか暴れん坊な馬力(200馬力)を発揮していました。 このマイベックエンジンというのが、スタンダードグレードとベースエンジンは同じ6A12型なのですが、ヘッド高が若干高く、ノーマルボンネットもクリアランスは結構ギリギリだったりします。
話が長くなりましたが、要は「スタンダード用に作ったボンネットだから、マイベック車に付けると閉まんねぇ!」てことです。 特に掘り下げたダクトフィン部分。 付けるだけならなんとか付けられるのですが、元の当方のボンネットは、裏側に脱着式の雨避けカバーも付属していました。 もちろんマイベック車には干渉してしまうためカバーが付けられません。
っていうんで、雨よけのカバーも付けられるようにしてちょ! とのご依頼を受けていましたので、このダクト部分を丸ごとかさ上げして上に逃がしたいと思います。 最大高で10~15ミリ程度です。 この1~1.5センチというスペースが結
構キモだったりします。
切る直前のボンネット。 ダクト周辺をマーキングしてあります。

ためらいなく、勢いよくズバーァ!!と切り抜きます。 ここでためらうと、カットラインがブレるので一気にゆきます。

カット部周辺の裏側(接着面)を削り落として足付け完了。 ダクト位置もかさ上げした位置で金具で固定して、裏側からFRPを張り込む準備。
裏側は補強のホネの関係もありますので、カットしたホネは後ほど再接着して戻します。

裏側からFRPを貼り貼りして、接合!
見た目あまり変わらないんだけどね。 逆にこれ以上かさ上げしてしまうと、ダクトだけが妙に出っ張ってしまうので、このくらいが見た目の限界です。

表面の段差をなだらかに削り治して、違和感なくするために樹脂パテで粗めに整形。

板金パテで成型中。 完成が楽しみです。
しっかし地味な作業だなぁ・・・(笑)
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- 2015/02/07(土) 23:34:15|
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