自動車/バイク改造屋日記

FRPのオリジナル商品製作や加工が主な仕事ですが、基本的にカスタム全般含めて、車/バイク/トラックと何でもやってます。 仕事の事から、趣味、その他のプライベートな事など書いて行こうと思います。  MADMAXが好きで名前の由来もまんまボスの「トゥーカッター」をパクッってます。(爆)

FTO エアロバンパー持ち込み修理

FTO用の社外品エアロバンパーです。
当方のお客様からご紹介いただき、初めてのお客様からのご依頼です。

インターネットにて購入し、持ち込まれたバンパーですが、ご本人さんもここまでの状態とは詳細を確認できないまま落札して手元にきてしまったようです。 

見えない取引だけに怖いですね。 
オーナーさんも、仕方ない・・・と諦めモードに入ってしまっていました。 送料だって決して安くはないとおもいますので、痛い出費になってしまいます。

 どのような状態かといいますと、FRPのバンパーが破損したところはすべてDIY(自己修理)されていまして、そのやり方が、とんでもなくいい加減な補修というか、素人さんの補修というか・・・・。正直手の施し様がない状況で、当初は当方もこれは補修せずに諦めて違うバンパーを購入された方がよいです、と説得しましたが、すでに生産されておらず、発売メーカー(ショップ)さんも存在せず、中古でもなかなか出てこないので、なんとか直して欲しいと言われ、作業を開始したものです。(これだけの状態ですので、決して安くはない修理費用の見積もりでしたが、根性の座ったオーナーさんです。 すごい男っぷり!!)
 


状態は、割れた箇所を、細い針金で縛り上げて、その両面から(カー用品店やホームセンターなどで)市販のパテを購入し、両面てんこ盛りでつなげてある状態で、補修したすべての面がズレたままパテでごまかしてあるため、重量も重く、ズレがあるので接着面もかなりの厚さでできています。 全体的に歪んでいるような状態で、塗装も自家塗装のため正直汚い見栄えです。

 見た目がパテが無いところも、無数にヒビが細かく走っており、複数回の割れ補修の他に、正面から追突のような状態でバンパー上面まで真っ二つ&粉砕しているのが見えます。 バンパー上面が2つに割れて、裏表からパテでつながれた状態です。  通常は「補修できず」と断られるレベルとおもいます。 

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パテもこんなに・・・。
これで7ミリ厚くらいです。

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まずは、裏表共に表面のパテを削り落としてゆきます。厚いところはタガネで叩き落としてゆきました。
細かいところはベルトサンダーで。
 ペーパーもベルトも凄い消耗度合いです。(笑)
2日目でまだこの状態。

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段々と元の地が出てきました。 割れたまんまのその上にパテを盛ってしまっています。
このパテ?が複数種類使用されていまして(白、灰色、青、ピンク、黄色、茶色)、何回補修してるんだ?って感じです。
またその中の2種類のパテが完全硬化するタイプのパテではないようで、ペーパーや切削ベルトにからみついて目づまりして一向にすすめません。 これには参った・・・・とほほ。 地味に手作業で叩き落とす方向で進めました。

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どうにもブラブラで駄目なところは諦めてカットしてしまいます。

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左右両端のフィン部分もこの状態ですべて上から厚盛りパテ状態で作ってあります。

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もう、どうしようもないのでカットカット!です。 削りきれません。

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新規にFRPを張り込みます。

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バンパー上面の方は、当初はなんとか直して使おうと思いましたが、全体的に内部が粉砕骨折しており、クタクタな状態でバンパー全体を保持できそうではないので、諦めて、当方のオリジナルのバンパーの型から部分抜きをして、ウチのバンパーの上部と2個一での接合に変更しました。
 下が部分抜きした新品バンパーの一部です。 この中央部分を使用します。

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元の中央部分はサヨウナラです。

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仮合わせしながら、新品部品の中でも使わない部位をカットしてゆきます。
これだけ不要になりました。 まあ仕方ないね。

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で、車体に合わせながら、ユガミを矯正して接合! よし、これでしっかりとした強度も出たバンパーに復元してきました。
ようやく、バンパーらしい形になってきたですよ。

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パテにて面だしを行って、

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複数回仕上げた後、サフェーサーで肌の確認。 サフェーサー/パテの手直しを複数回行った後、塗装準備へ。

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で、塗装も完了! あとは付けるだけ?!

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おまけで、今回の作業で削ったり、カットしたりで修理のバンパーからのみ出た、パテ粉や不要部分。
凄い量になりました。(なるだろうと思って最初から取っておきました) とんでもない量です。
買い物袋で1杯分ほど出ています。 2kg位はありそうな感じ。(笑)

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今回は依頼者さんもバンパーの状態を知らないまま購入してしまい、凄い状態のバンパーを補修する作業となりましたが、
割れたままの状態であればここまで大変な作業にならなかったように思います。 DIYでのインチキ作業?がとんでもなくたいへんな悪循環になってしまっているので、FRP補修で持ち込みされる方は、申し訳ございませんが、DIYで補修されている場合は今後お受けできない場合がありますのでご注意を! 割れたままの状態で作業するのに比べ、補修跡をすべて撤去してから修理作業に入るため、通常の数倍手間が掛かってしまいます。 ご理解くださいませ。
 
なんとか無事完了したので、ほっとしました。 
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  1. 2015/05/18(月) 00:08:27|
  2. エアロ加工/塗装 など
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

とても手間のかかる作業、お疲れ様でした。
次回同じ様な依頼があっても、絶対に断らないな。
見積もりに盛れ盛れ尿漏れすればいいだろ〜
  1. 2015/05/20(水) 06:15:36 |
  2. URL |
  3. ヒロキング #-
  4. [ 編集 ]

ヒロキングさん>同じような作業が来ないことを祈るばかりです。(笑) ボッタくれば?儲かるかもしれないけど、そういう噂は広まるの早いしね。 アコギな商売はできないですよ。 貧乏暇なしでがんばるっす。
  1. 2015/05/22(金) 22:37:04 |
  2. URL |
  3. KAZE #-
  4. [ 編集 ]

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