しばらく前からお預かりしていたGTO。 発熱量の関係で夏場はシンドイので涼しくなる頃に完成させてとお預かりでした。
ご本人さんもメカニックなので、エンジンはご自身でオーバーホールされたそうです。(すごいですね!)
サーキットも年に数回行かれるようで、エンジン廻りもいじっているため、数周走っていると熱ダレで車がバテてしまうそうです。
そこで、純正オイルクーラーの替わりに、外品の容量アップオイルク-ラーに替えてちょうだい!(しかも2機掛け)との指令。
直列で2機掛けって、オイルポンプの動作量間に合うんかいっ?!って聞き返したら、チューニングショップに確認したら大丈夫との事だったというので、自己責任でお願いね!ということでお受けしました(笑)
それと、フロントパイプのジャバラ部分が排気漏れしているので、ジャバラ交換もヨロシコ!とのこのと。 メカニックなんだから自分でやらんかい!? と突っ込みましたが、自分の車は休みの時まで触りたくはないらしい・・・。(うっ! オレと一緒だ・・・言う言葉が見つからん・・・・)

走り仕様のエンジンルーム。 元がキツキツエンジンルームがさらにキツキツになっています。 唯一の救いは、当方で昔制作したデモカー仕様のもっこりボンネット。 上方向に熱抜き用&タワーバーの逃げ用として盛り上げたボンネットを制作しました。 それを付けているので、エンテークのサクションパイプが上方向に逃げれてエアフロレス仕様のツインエアクリーナーでも収まる仕様になっています。
ノーマルのTD04に対して、TD-05Hのツイン&ウエストゲート仕様になっていますね。
排気量も3.1にスープアップしてあったんじゃなかったっけ? ウチのお客さんの中では、走り仕様のGTOは珍しい方ですね。
実はウチにもウラに寝かせてあるGTOで、同じような仕様のウエストゲート仕様でV-PRO制御の個体が眠っているんです。 ボディーがヤレてきてしまっているので、エンジン&ミッションを箱替えで載せ替えて、いつか走らせてみたいですね。


しゃーね! んだらばやりますか! と早速フロントパイプの取り外しから。
下が、今回入れ替える同等品の新品ジャバラ部。 この部品だけでもなかなか結構なお値段しちゃいます。
まあ、社外のフロントパイプを買うと思えば全然安いので今回はすげ替えで対処。 もったいないもんね。

ここと入れ替え。

ズバッと押し切りサンダーでカットしました。


マフラー関係を終えて、今度は追加のオイルクーラーの方。 正確には、増設しての入れ替えですね。

手前の青いのが今回のオイルクーラー。 奥に見えるのが純正のオイルクーラー。
純正のインタークーラーはツイン仕様で、この純正のオイルクーラーの手前(反対側は対称の位置に)に付いています。
この車は前置きインタークーラー仕様にしているため、サクションパイプの通る関係上、左右のデッドスペースにも限りが付いてしまいます。

純正位置に納まらないので、ギリギリ入りそうな場所を模索中・・・。あった! この角度と位置。 これならばギリギリっぽい!
いや、むしろここしか入らん! もうちょっと、持ち込みしてきたオイルクーラーの高さが低ければ、純正位置に置けたのにね。 ちょっと欲張り過ぎてしまったか? まあグチっても仕方ないのでなんとかこの位置で付けましょう!

本当はこれよりももっと外寄りにオイルクーラーを設置できればベストなんですが、エアロバンパーの上部の丸まった形状から、オイルクーラーの収まるスペースがかなり制限されてしまいます。

まずは、オイルクーラーの固定用ステーをフラットバーを折り曲げて制作してみました。
できるだけガッチリ付けておきたかったので、左右共に各4点止めでステーを制作しました。
3.2ミリ厚のフラットバーだから、結構持つでしょ?!

反対側も。

なんやかんややっている間に、オイルクーラー接続用の部品達が到着しました。

オイルホースの取り回しを考えながらオイルラインを接続します。

純正のオイルラインからの取り出し口。
この部分はかなり狭いので、通常のL型エルボではなく、あらたに設定されたバンジョータイプのアダプターで取り付けしました。
うーん、これでも余裕はほとんどありませんね。

ステーも黒で塗ってみた。
ホースは狭いところでも自由度の高いステンレス/ナイロンのハイブリットタイプの耐油ホースをチョイスしました。
結構柔らかいので、取り回しに無理が掛からず非常に良いですね。
新たにオイルクーラを取りつけたので、純正のオイルクーラーは撤去しました。 (純正位置も位置的には悪くないんだけどね。 ちょっと容量が足りないかな)

ホーンは正面から、スペース等の問題上、この位置に移設しました。(運転席側の側面フレームです)

現状だと、中央寄りで風が有効には当たらない感じなので、一部切り落として、メッシュを貼って空気が当たりやすくするようにバンパー小加工予定です。(黄色いテープが、おおよそのオイルクーラーの相対位置です。 半分隠れちゃってるよ)
冷却性能的にはオーナーさん自信が走って感じて頂く他無いですね。
後日感想お待ちしています。(笑)
- 関連記事
-
- 2015/09/28(月) 23:56:59|
- 加工取り付け/ワンオフ製作ほか
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0