自動車/バイク改造屋日記

FRPのオリジナル商品製作や加工が主な仕事ですが、基本的にカスタム全般含めて、車/バイク/トラックと何でもやってます。 仕事の事から、趣味、その他のプライベートな事など書いて行こうと思います。  MADMAXが好きで名前の由来もまんまボスの「トゥーカッター」をパクッってます。(爆)

GTOの前後バンパーのワンオフ加工その9

しばらく前にこの車両の電装系の不具合も載せましたが、この度原因がわかりました。

元々は、三菱車に装着されている室内装備の電気系の中枢コンピュータ(エタックス/ETACS)が突如焼損して、一部の室内装備が使用できなくなったというところからでした。 丁度そのタイミングが、右のガルウイングの防水処理不良のタイミングと重なったこともあり、もしかしたら運転席側のドアハーネス部からの水進入の影響で電気回路がショートしたのかも?という憶測もあり、まずは運転席側の電装系(多数のリレーや、ジャンクションブロック、ヒューズボックスなどが集中している)を重点的にしらべてみましょうとなりました。 リレーやヒューズ、各部のコネクターやドアにつながるハーネスもすべて点検してゆきましたが、コレといった決定的な箇所が見つからず、今度は電気配線図より追っかけで回路の特定をしてゆきました。



焦げたETACSの回路自体は、基盤のトランジスタが焼損していました。 基盤のパターンを追っかけつつETACSにつながる配線を延長加工/ギボシ加工して、1本ずつ脱着ができるようにしました。 手持ちの良品のETACSをそのまま付けると基盤のトランジスタは発熱し、臭いがしてくるので、そのままではもちろん焼損してしまいますし、他に予備のETACSも無いのでこの1個限り。 壊したら元も子もありませんので、1本ずつ配線を脱着をしながら発熱する回路を特定しました。 

katousanGTO_AEROkakou_BRISTER136.jpg

katousanGTO_AEROkakou_BRISTER137.jpg

その結果わかったのがコイツ。
C36コネクターの7番ピン。 しっかりとトランジスタ回路も見えますね。 レッド/グリーンの線です。
コイツが悪さしている模様。  さらに追っかけてゆくと、この回路自体はルームランプと、フットランプ、キーシリンダーイルミネーションへの12V供給信号だと言うことがわかりました。  配線の噛み込みやショートなどが無いか車体の純正配線も追っかけてゆきましたが特に変わったところはナシ。

katousanGTO_AEROkakou_BRISTER138.jpg

もはやこんな状態・・・・。 エライこっちゃです。(笑)

katousanGTO_AEROkakou_BRISTER139.jpg

katousanGTO_AEROkakou_BRISTER140.jpg

バラしたついでにジャンクションボックス(ヒューズボックス)も内部を割って確認。 水などの進入は見られませんでした。
保全の為に、予備のボックスと入れ替え。  キーシリンダーイルミハーネスも予備に交換。(残念ながら改善せず)  

katousanGTO_AEROkakou_BRISTER141.jpg

完全にドハマリ状態で、途方に暮れていましたが、オーナーさんのアドバイスにより突破口が開けました。
「間接照明のイルミも点かなかったんですよね・・・・ついでなので、撤去してもらっていいですか?」

了解しました!とばかりに、車体フロアに張り巡らされたイルミネーションの配線を引っ張り出しながら切断してゆくと・・・・。

あれれ?センターコンソール左脇で配線が出てきません・・・。
脇の内装パネルを外して、カーペットの奥に挟まっている配線を引っ張り出してみると・・・・。

「コイツかぁ~!!!!!」

なんと、たごまった配線がカーペットとセンタートンネル側面の金属パネルに挟まって、配線が熔けて(燃えて?)くっついていました。
被服も剥けてる・・・。  その大元を辿ってゆくと、助手席(左)スミにあるフットランプの配線から分岐してありました。

katousanGTO_AEROkakou_BRISTER142.jpg

 金属パネルに擦れてショートして熔けたのか? 細い配線をたごめて(丸めて)押し込まれていて発熱→熔けたのか?はわかりませんが、おそらくシガーライター差し込み式のものを根本でちょん切って直でフットランプにつないでショートした為にETACSを燃やしてしまったと推測します。(電飾のシガーソケットの方には、元々は恐らくソケット中に低いアンペア数のヒューズが入っているはず) フットランプに接続時に、別途ヒューズを入れてあげれば防げたかもしれない症例でした。   

 私の思いこみ(運転席側水進入のタイミングと同じだった為、水が原因のショートだろうと思っていた)&技術不足もあり原因特定までの長期戦になってしまいました。  ある意味オーナーさんに助けられたというか・・・。 とほほ。 でも今度からはヒューズを入れて施工してくださいね。(笑)   その後、ETACSを正規の接続に戻しても発熱はおきませんでした。  めでたしめでたし。
 
 なにはともあれハッキリとした原因がつかめて良かったです。

 katousanGTO_AEROkakou_BRISTER143.jpg

公認(車検)予備検査も差し迫っていたので、一気に組み上げしました。

そんな時に限って、バックランプが点かない・・・・。  ミッションのバックスイッチ?を疑い、回路を確認すると、IG-ONで回路通電。  バックギヤを入れるとバックスイッチのボールスイッチが押され、接点がOFFに→回路が働きバックランプ点灯のようです。  
バックスイッチのカプラーを外して、針金をUターンさせてカプラ配線をそのまま短絡。  IG-ONでちゃんとバックランプはつきます。
なので、電球と回路は正常と判断。 あとはバックSWのみ。  外して接点の確認&洗浄を行うも導通ナシ。 駄目だこりゃと言うことで、中古良品の在庫スイッチを引っ張り出してきてテスト後に装着。  無事点灯しました。  公認(予備検)取得前日夜だったので今更部品手配きかねーし!ってなところで、偶然にも部品のストックがあったので助かりました。 あっぶねぇ~。

katousanGTO_AEROkakou_BRISTER144.jpg

テスト走行も兼ねていざ陸運局へ。
モッコリボンネットに交換しましたので、運転席からの視界に排熱用バルジが飛び込んできます。

高速走行もしましたが、車両の方は順調そうです。

katousanGTO_AEROkakou_BRISTER145.jpg

検査コースも無事完了、最後に寸法や重量の変更も受けて、正規に公認取得(記載変更)完了しました。

katousanGTO_AEROkakou_BRISTER146.jpg

katousanGTO_AEROkakou_BRISTER147.jpg

katousanGTO_AEROkakou_BRISTER148.jpg

その後、戻って最後の部品、4灯ライトキットを取り付けて、あらためて光軸調整して完了です。

katousanGTO_AEROkakou_BRISTER149.jpg

katousanGTO_AEROkakou_BRISTER150.jpg

内装もこの後ちゃんと元に戻しました。

katousanGTO_AEROkakou_BRISTER151.jpg

無事引き渡し完了!  深夜までつきあわせてしまいすみませんでした。 オーナーさんとパチリ。

※少し手直しややり残した箇所もあるので、後日改めて手直し予定です。
年末に間に合わせるはずが、大幅に遅れてしまい、年越ししてしまいました。

申し訳ないーっす!   でも格好よく変身しましたね。 気に入って頂けたようでなによりです。

katousanGTO_AEROkakou_BRISTER152.jpg

スポンサーサイト
  1. 2017/01/16(月) 20:42:23|
  2. エアロ加工/塗装 など
  3. | コメント:0
<<バモスカムシャフトホルダーのOリング交換。 | ホーム | GTOの前後バンパーのワンオフ加工その8>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する