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自動車/バイク改造屋日記

FRPのオリジナル商品製作や加工が主な仕事ですが、基本的にカスタム全般含めて、車/バイク/トラックと何でもやってます。 仕事の事から、趣味、その他のプライベートな事など書いて行こうと思います。  MADMAXが好きで名前の由来もまんまボスの「トゥーカッター」をパクッってます。(爆)

冷や汗 タラリ・・・。



 ちょっと前の出来事。 あまり触りたくない(笑)部類の高級車レクサス。 タイヤ交換の作業です。 いつものようにパッパとタイヤを外し・・・・。 あれれ?外れない?   純正(ホイール)ナットでマックガードを使用しているのですが、1本目はいつも通りにサクっと外れ、2本目。 むむむ? 硬いですぞ!?  後で分かったのですが、普通国産車ではセルシオなどのクラスでもM12というクリップボルト(ホイールを固定するボルト)のサイズなのですが、このレクサスのLS系はM14という極太のボルトを使っています。 なので、トルクもハンパではない。 この太さはメルセデスのSクラス(EなどはM12サイズ)などと同じ太さです。 メルセデスなどの欧州車は、国産車のようにハブからボルトが出ておらず、ボルトをハブにブっ刺して固定する反対の方法です。 ホイールを固定する際にちょっと疲れるので、私は国産車のようにハブからボルトが出ていて、ナットで固定する方が好きです。 なんでそんな疲れるような仕様にするのでしょうかね?  

 まあ、そんなことはどうでも良いので、今回のお話。 要は、マックガードの溝がナメてしまったんです。(号泣)
マックガードというのはホイールのロックナット(ボルト)で、専用のカギを使用しないと外せないのですが、一般的な外溝キーと違い、天井部分に溝が切ってあって、ナットとカギとの接点が天井部分の1カ所しか食っていないことになります。  この純正使用のマックガードは、ナットの外周が金属のガードリングになっており、外溝キーのタイプのカギ外しを空回りさせ、外部的に回せないような構造になっています。 その構造が今回のネック要因。 
 ナットを破壊しようにも天井のミゾはツブれ、カギ側もツブれ、ナットの外周はフリーのリング装着。 
久しぶりに困りました。
 
 純正ホイールとはいえ、キズを付けるわけにはゆきません。 が、他に方法もないので、キッチリと溶接焼けの対策をし、ナットの頭に太いボルトを溶接(これがまた引っ込んでて溶接のトーチが入らねぇ・・・。無理くりの状態でなんとか溶接。  よっしゃ!と大型のブレーカーバー(コマ(ソケット)を付けて回すための、強力なハンドルです)を握ってイザ!  ポロリ・・・・。  しーん。
 
 


 冷や汗・・・。

メッキの不純物を含んでいるためか、はたまた、場所が場所だけにきちんと溶けて溶接できていないのか、力を掛ける前にポロリ。
 ボルトでは駄目だ!とばかりに、大型のナットを持ってきて、ナットの内側をホイールナットの天井部分に同じく溶接。 今度は結構じっくり溶接したから大丈夫だべ! とブレーカーバーを。 
 
 ポキリ。 
溶接箇所の向こうで割れて剥がれ落ちました。 (状況変わらず)

 大量の冷や汗。 すでに大量の蚊に刺されまくりでしたが、意識不明の為そんなことは気にもなりませんでした。 昼過ぎから作業開始して、色々試してすでに5時間。 もうどこかに旅に出たくなってきました。


そうもいっていられないので、知り合いの車屋さんに電話。
「ナットブレーカー貸して!」

ホイールナット用のナットブレーカーは、主にソケット形状になっていまして、食い込んで行く刃の方向が逆ネジ方向にミゾや刃が切ってあり、ナットを破壊しつつも結構頑張って取り外してくれる優れもののツールです。
 ただし、この場合の使用は、本来は外溝キー用のもので、今回のマックガードのように天井に溝があって、外周にリングがあるタイプには無効です。

※こちらがそのナット外し「ナットブレーカー」。 勝手にそう呼んでいるので、正式名は違うかも知れません。(笑) 一般的なナットブレーカーは、刃が食い込んでナットを二つに割りますもんね。 
 この時、焦っているのか(爆)かなりピンボケ。
PAP_0935.jpg


 
 しかし、すでに万策尽きてしまい、意識も飛びそうな限界でしたので、煙が出るほど脳みそのエネルギーを絞り出しました。 結果、なんとか外周のリングを撤去または破壊できないものか・・・?
 ナット溶接を施すこと4回目でリング破壊に成功。 ここまでで7時間経過。 もう外は真っ暗。

 他に望みはないので、複数あるナットブレーカーの中から、いくつかをチョイスしてトライ!  3個目のコマにして、インパクト(エアーツールの)を30秒以上回しきって手応え有り。 イケル!!!  そのまま頑張ってインパクトにしがみついて、ようやく摘出成功。 やはり、ハンパないトルクでした。
 
 後ろ側のナットも撤去しておかなくてはならないので(キーがすでにつぶれているので)、残りの2本も挑戦。 しかし、同じようにやったのでは1個外すのに相当な苦労がいるために、無い頭をさらに絞って、ひらめいたのがあらかじめ、リング自体をマックガードの天井部分にガッチリ溶接して、リングが回らなくすればどうか?!
 早速作業。 ガッチリ溶接して、インパクトでやっぱり30秒以上ガンガン回しつづけました。 成功! 反対側も同様に作業。 後半の2個は、1個あたり5分で取れました。 慣れですね。

Pap_0936.jpg

 
 しかしこの時ばかりは参りました。 想像以上の締め付けトルク&純正ロックナットの貧弱な溝。 入れ替えで、社外品扱いのマックガードを用意しまして比較しました。 溝の深さも、太さも段違い。 同じマックガード製なんだから、コッチのを純正指定にしてくれよぉ~・・・。 でした。
Pap_0937.jpg
Pap_0938.jpg

 
上記の画像の無惨な姿の元々のマックガードですが、ナットブレーカーのコマよりナットを外すために、持っていたM14サイズのメルセデス用クリップボルトをねじ込んで、万力で固定し、さらにインパクトでガンガン回し、(コマは逆ネジなので)破壊したナットとナットブレーカーを分離しました。(なので、メルセデスのボルトがマックガードにささっています)

 大変勉強になった作業でした。 (でも、もう経験したくないです)笑
車も車だけにシャレになりません。 マジで。

レクサスのブレーキってゴツいですね。 純正で巨大なキャリパーが付いています。デカ過ぎだろ!?コレ。

Pap_0925.jpg

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  1. 2012/10/17(水) 00:11:05|
  2. 修理/整備
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<知人が来店。 360モデナです。 | ホーム | エアロ制作>>

コメント

ハブからボルトが出てないとは 取り付けの時 一本目が 大変ですね

ちょと吹いてしまいました


また 消耗品を交換する為の ボルトやナットは 整備面を考慮して

10と 12と 14と 17と 19と 24で 統一してほしいです

  1. 2012/10/17(水) 19:11:32 |
  2. URL |
  3. ジャッカル #-
  4. [ 編集 ]

国産車ではあり得ないかと思いますが、欧州車はそうなんですよ。 なので、1、2本目を入れて固定するまでが大変なんです。 アルミのインチが大きくなるほど地獄・・・笑。  
 また、ボルトで入れ込むので、純正アルミ用のテーパー違いのボルトと社外アルミ用のテーパー違いのボルトで違いますし、ボルトの長さに気を付けないと、リアに取り付ける際に、長すぎるボルトを間違って付けると、知らずにそのまま動かすとハブ内のサイドブレーキ機構を破壊してしまう恐れがあります。(リアブレーキローター内がサイドブレーキ機構なので) なので、ボルトの長さと、テーパー角度は確認して付けないとアウトです。 国産のようなナットタイプなら問題ないのにね・・・。 統一して欲しいですね。笑。
  1. 2012/10/17(水) 19:21:53 |
  2. URL |
  3. TOECUTTER #-
  4. [ 編集 ]

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