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自動車/バイク改造屋日記

FRPのオリジナル商品製作や加工が主な仕事ですが、基本的にカスタム全般含めて、車/バイク/トラックと何でもやってます。 仕事の事から、趣味、その他のプライベートな事など書いて行こうと思います。  MADMAXが好きで名前の由来もまんまボスの「トゥーカッター」をパクッってます。(爆)

MADMAX インターセプター 制作作業 その5

常連さんのへきるさんにいただきものをしました。

インターセプターのミニカーです。 かなり精巧に作られています。 
MADMAX2仕様ではなく、1仕様という当方のツボを押さえてますね~! サンクスです!



結構細かいところまでちゃんと仕上がってます。
 スーパーチャージャーの再現度も高いですね。 MFPステッカーもよく出来てる・・・。 
もったいないのでまだパッケージから出していません。w

今作業している実車のインターセプターが完成したら、ボンネットに乗っけて、一緒に記念撮影したいと思います。
たのしみだなぁ~。

INTERCEPTOR_SEISAKU_F_BUMPER056.jpg

さて、話は変わりまして、今度は実車の方に戻ります。
前回はアッパー側の製作(まだアッパーも完成ではありませんが・・・)まで掲載しました。

今回はアンダー側の作業にも入って行きたいと思います。
以下画像は上下で切断した状態のバンパー下部です。

梱包の関係なのでしょうかね? 両脇の回り込みがスパッと切断されていました。
まあ、どのみち矯正/修正/延長をかけてしまうので、どうでも良いのですが、切りっぱなしで渡してくるっていうのも豪快だなぁ・・・と。   
 
 どちらかというと、アメリカ製の今まで作業したエアロが全体的にそうだったのですが、なぜか?表面/裏面ともにブラックで塗装(黒サフェ?)されてきます。  

※恐らくですが、表面および裏面が塗装されているのは、FRP積層のアラを隠す為と、表面の研磨したアラを隠す為だとは思うのですが・・・。  

 ちなみに日本国内のエアロメーカーさんは基本的に仕上げ後に塗装などはしていません。 表面はゲルコート素地のカラーのままで、裏面もFRP樹脂の半透明の素地のまま。 メーカーロゴのシートを内部に張り込んでいるメーカーさんが多いです。 (和紙やトレーシングペーパーに印刷したもの)   ゴミやエアーなどもほとんど入っていませんし、FRP繊維のケバ立ちもほとんどありません。 非常に綺麗に出来ています。 表面もゲルコートのツルツル肌が多く、補修したとしても同色のゲルコートパテ等で補修/研磨してあまり目立ちません。 すごいメーカーはさらにその上に機械研磨をして、ツルツル肌を再現して分からなくしています。
割り型の分割ラインも段差もなく、薄くパテをいれれば分からないくらいです。 

  当方はエアロの生産も行いますが、数が複数でるものは外部業者の張り子さんに型を預けて製品を抜いてもらっています。

 当方は製品の貼りはあまり上手くないので(笑)大きな事は言えませんが、外注先でのそういった張り子業者さんは非常に上手く、尋常じゃないくらいに作業が早いです。 国内の同様の業者さんはみなそういった上級レベルだと思います。  要は、仕上がった製品に二次加工をする必要が無いくらいに、できあがりのクオリティが高いということです。  こういった傾向は、エアロのみならず、日本のすべての産業に言えることではないかと思います。  日本人の作業の緻密さがこういったところにも出ているのかもしれませんね。

 日本製エアロはほとんどが白ゲルコートまたは黒ゲルコートです。 会社が国内で製造が東南アジア系のエアロはグレーが多いような気がします。  まあ、色はどうでも良いのですが、裏面を塗装されているというのが非常にやっかいです。 というのも、海外製エアロは、当方が今まで携わってきたものに関しては、まともな形状/寸法で出来ていないのが大半でしたので(笑)、2次加工で切った貼ったが必要でした。 
 この切った貼ったする際に、内側まで塗装されていますと、再接着時のFRPがちゃんと密着できず、最悪は剥離してしまう場合があります。(強接着出来ていないので、強度も出ません)     新規にFRPを張り込む場合は、下地の処理として接着表面を削り込んで、表面の汚れや塗装を落としてから貼ります。   新品のエアロの場合は基本的には切断面をテーパー状に削ってあげればそれでもほぼOKです。(ノンパラ系のFRP製品樹脂の場合はOK、ワックス入りのパラ系のFRP樹脂は必ず足付けが必要です)

INTERCEPTOR_SEISAKU_F_BUMPER057.jpg

  今回もたぶんに漏れず、しっかりと裏側も黒で塗装されていました。 余計なことすんなー! 

ちょと話が長くなってしまいますが、国内で比較的主流なのが白ゲルコートの表面のエアロ(当方もこちらです)、黒ゲルコートの国内エアロももちろんあります。   性能的にどこが違うのか?というと、色としてだけでしたらどの色も基本的に同じです。  まずは積層の手間が違います。 黒はゲルコート肌の上に樹脂に浸したFRPマットを乗せ、脱泡作業をする際に、エアーの取り残しがよく分かり、手早く抜くことが出来ます。(作業性が良いです)   反面細かいエアーまで気にし出すと、見えてしまうだけにどこまで完璧に除去するか?の判断が必要になります。   白はその逆です。見えづらい分神経質にならずに多少は残しても目立ちません。  表面に関しては、型をきちんと磨いてあるエアロは、製品もツルッツルです。 黒ゲルコート品は、割り型の分割ラインの消し込みやキズ等の修正箇所が非常に目立ちます。(修正すると見た目が少し悪くなる)が、ツルツル状態の黒ゲル製品は製品の肌やエッジラインが非常にシャープに見えるので、アラがわかりやすい反面クオリティも非常に高く見えます。  足付け作業も、黒ゲルの方がしっかり判別出来るので下地作業が楽です。 
    白はその逆です。 あまり目立ちません。  ピカピカの黒ゲル仕上げの製品は見た目のクオリティも非常に高くなりますが、常に型の清掃が必要な為、型の保管や磨きに関しても気を遣いますし手間もかかります。  塗装してしまう際には、足付け/下処理塗装」/塗装と塗ってしまうので完成後は分からないんですけどね。  

 話を戻します。  バンパー下部の加工/矯正作業にですが、まずは上面を切断します。
変形して勾配が逆になっています。   まずはこの勾配を適正位置に戻しながら、上下分割バンパーに変更するため、上下の密着しろとなる部位を奥へと延長加工します。(ちょっと説明が分かりづらい・・・?) 
  まあ、とにかく、小間切れにして、ちゃんと付け直して、さらに加工ってことです。w

INTERCEPTOR_SEISAKU_F_BUMPER058_1.jpg

再構築しながら、上面を加工延長。

バンパー下面の折り返しも2センチ程度と短かったので、ここも回り込みを延長して、縦方向の強度を持たせます。

INTERCEPTOR_SEISAKU_F_BUMPER059.jpg

画的な変化が乏しいですが、裏貼り後、補助のステーを撤去したところです。
この後、バリをカットします。

INTERCEPTOR_SEISAKU_F_BUMPER060_1.jpg

底面もかなり延長しました。 ここが薄いとバンパー全体がグワングワンと歪んで弱くなります。 

横の切断されていた回り込み部分は、アッパーに合わせて18ミリ延長した状態で再接着しました。

INTERCEPTOR_SEISAKU_F_BUMPER061.jpg

ラジエター開口部の上面も短いので追加延長。(半透明のところ。 ここも短いと開口部の強度が不足しクタクタのバンパーになります。)  
および下面も歪みがあるので、まるごと切断して、新規にフラットなFRPの板に入れ替えます。

INTERCEPTOR_SEISAKU_F_BUMPER062_1.jpg

INTERCEPTOR_SEISAKU_F_BUMPER063_1.jpg

板金パテにて面の修正中。  現在は加工部のみですが、全体的に肌が悪いので、総パテにて肌を作り直す予定です。

ウインカーを入れる部位も、テープの痕がそのまま型に転写されてしまって、残念賞です。 これも綺麗にフラットに戻します。
テープではなく、ケガキ線をいれてフラットにすれば良いのにね・・・。 なぜに横着するんでしょう???w

INTERCEPTOR_SEISAKU_F_BUMPER064_1.jpg

現在バンパー下部の仕上げ作業中です。
これが出来あがったら、アッパーとの競りの部分を仕上げて、上下がくみ上げられる仕様にして行きます。 バンパー保持の為のフォースメント(骨格)もつくらないといけませんね。
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  1. 2018/06/16(土) 09:17:00|
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