
ドカティスクリーンを使用するタイプのVer2のアッパーカウル制作です。
以前に制作してあったオス型に十分にワックス(離型材)を塗り込み磨きます。
このまま型制作に入ってしまうと原型と同じサイズの型になってしまい、バリのカットをした際に一回り小さくなってしまうので、型の段階でカットしろを作っておく必要があります。

パッと見は分かりませんが、フチの部分が出来ています。
この状態で、さらにワックスをかけ、さらに念のために(保険として)水溶性の離型材を塗布します。
乾いたら割型になる部位の壁を作り、一方に型用のゲルコートを厚めに塗布します。
(車のバンパーなどと違い、分割数が少ないので比較的楽な部類です)

ゲルコートが十分に乾いたら、まず1枚だけ丁寧に脱泡しながら張り込みます。
乾いたら今度は2枚一度に張り込んで行きます。 この行程を3回程度繰り返します。
#450のガラスマットで樹脂を含んだ際の1枚当たりの仕上がり厚が0.8~1.0ミリ程度なので、型の厚さはゲルコート塗膜を入れて約5~7ミリ程度になります。 これだけの厚さがあれば十分本数を抜くのに耐えうる強度が出ます。(本来は型が完成したら、固定用の木枠に乗せ、補強用のリブも併せて制作します。今回のカウルの型は、リブまでは作りません。あくまでも趣味レベルの制作なので、そこまでの数は出ないだろうという判断です)
ちなみに、型制作時と商品製作時は、使用するゲルコートや樹脂は種類が違います。 厳密に言えば、ガラスマットの厚さや種類も違うモノを使用したりもしますが、今回は、ガラスマットは通常のチョップドマットを使用しています。(仕上げ用のクロスマットまでは使用しませんでした)
以下は、張り込みのまだ途中の状態ですね。
この張り込み後、ライト部の割り型の方を作ってゆきます。
本体はもう少しですね。
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- 2013/01/23(水) 23:35:16|
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