暮れにオールペイントして前車と入れ替えで納車した1.5トン車のトラックが、3月(だったっけな?)に帰ってきました。(笑) 左角はべっこり凹んでバンパーはひん曲がり、ライト類は粉砕。 残念な状況です。
仕事車なのでちんたら預かっているわけにもゆかず・・・。 かといって保険修理作業ですので勝手に進めるわけにもゆきません。
相手方の保険屋さんとも数回打ち合わせをし、見積もりや進行を相談して取りかかりました。


とりあえず、干渉する部位を取り払い、凹んだフロントコーナーパネル(インナー)を溶接したチップをつかんで引っ張り出します。

トラックなので、乗用車に比べて鉄板が厚く、角だけにコイツが結構固い・・・。 むむむむ・・・。

使えるモノは板金して直して再利用。 割れたライト類は部品を取り寄せ。
車体も部分塗りして組み上げ。

で、無事完成。

同じ車での作業です。 昨年の引き渡し前の作業を掲載し忘れていたのでオマケで。
どうにもヒーターの効きがよろしくない・・・。 ぬるい風しか出てこない・・・。
水温計の針は真ん中を指している。 ラジエターもちゃんと熱い(サーモは問題無い模様・・・)
ヒーターホースもどちらも熱い。

とすれば通常はエアーミックスダンパーがサボって、温風の切り替えがうまくいっていない・・・と判断しがちですが、ここで私は一つミスをしてしまいました。 ヒーターケース周辺に切り替えダンパーが2個?付いていたので、ああっこれか・・・と思っていましたが、実はコイツではなく(このキャンターは助手席足下にヒーターケースがある)、運転席側の隠れた上の方に本当の?エアーミクスチャーがありました・・・。 そうとは知らず、のこすはヒーターコアの詰まりかなぁ・・・と、純正のヒーターコアを注文。
がんばってブロワーモーターASSYを取り外し、

その奥のヒーターコアを交換しました。(なかなか微妙なレイアウトで結構大変・・・)


左が新品、右が取り外し品・・・。 全然綺麗・・・。 冷や汗がたらり・・・。

分解ついでにブロワー内も清掃。

で、組み上げた結果・・・何も変わらーん!(マジカー???)
で、よーく観察してみると、運転席側にも1個エアーミクスチャーらしきフラップが見えるではないですか・・・。しかもワイヤーが外れとる・・・。(どひー!?)
結果、私がエアーミクスチャーだと思っていたヒーターケース部のフラップは、内気/外気の切り替えフラップだったことが判明・・・。 ヒーターコアは悪く無かったのでした。 チャンチャン。
当方の判断ミスでしたので、お客さんには請求出来ないため(笑)今回の部品代他当然請求していません。
良い勉強になりました・・・。 まさかの遠く離れたところにあるとは・・・。
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- 2019/05/14(火) 00:08:26|
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