部品待ちの間に、カウルの小加工を進めたいと思います。
お客様よりご依頼がありましたアンダーカウルの穴。
元はKZ1000に取り付けるにあたり、4本のエキパイの逃げとしての役割でカットされていたであろうセンターの逃げと、両左右の穴。 走行風の取り入れ口として機能して、エンジン冷却にも一役かっていたかもしれません。
しかし私のバイクに付けるにあたっては、水冷エンジンの為、エンジンの自己放熱としての冷却効率はおそらく高くないだろうという勝手な思いこみもあり(また、穴開けるのが面倒くせぇ・・・といつもの悪いクセもあり)、見なかった事にしていました。 笑。
今回は穴を開けて!?とご依頼いただきましたので、素直にカットしようとおもいます。

カット自体はなんてことなく数分で終わるのですが、切ったままですと当然ですが、カット部位がペラペラ(約2ミリ)ですので、強度も落ちれば、安っぽくて見栄えもよろしくない・・・と悪いことづくめですので、その辺を改良したいとおもいます。 車の場合のワンオフダクトではよくある手法ですが、切りっぱなしだと立体感もないので、この切った縁を折り返しのリブを立てて強度を上げ、見栄えもよくしましょう!という作業です。
下がカットしたままのアップ画像です。 強度も落ちちゃいます。

これを以下のようにリブをFRPで制作します。 このたった7~8ミリのリブですが、あるのと無いのとでは雲泥の差です。

このままでは仕上がりが汚いので、カウルの表面処理と併せて、制作したリブの処理も行います。
カウル自体は1回目のサフェーサーまで入れました。 リブも際だって見えると思います。


つぎに、シートカウルの小物入れの加工です。 私のZRXは以下のようにくりぬき作業を行いましたが、軽自動車の給油口のカギを流用加工したカギ付き仕様です。 スクラップ屋さんより頂戴しました。
いまは近所のスクラップ屋さんではもらえなくなってしまったので、ちょっとすぐには調達出来ないため、今回はマグネット式の蝶板仕様で加工したいと思います。
まずはカットのアウトラインを書きます。 これまた、いつもの適当ライン引きです。(笑)
手前の両端のクリーム色に見える△部分は、ボルトにてフレームに取り付ける箇所が足りなかったので、急遽FRPで延長しました。 最終的には一緒に仕上げてしまうところです。

¥100均で買ってきたカゴ・・・・。 アリャ?ちょっと小さい・・・。 もっと大きくて深くても大丈夫だったみたい・・・。 明日買い直してこよう。

くり抜いて、テープで仮固定してみました。 こんな感じで蝶板で開く予定。 上側はマグネットで、指をつっこむ穴を開ける予定です。

肌を仕上げ後に、サフェーサーで表面仕上げ。

ステーも塗料を原液でハケ塗りしました。(ハケ塗りの方が塗膜が厚く肉が付くので、あまり直接見えないフレームなどはこの方法で行く場合が多いです) 車体のフレームだけを完全に塗る場合は、もちろんガンで塗装します。 結構アナログな作業ですが、日曜大工やっているみたいで楽しかったりします。
ステーの追加溶接はまだ残っているので、改めて部分的に再塗装となります。


アッパーカウルも肌の仕上げを行い、サフェーサーまで塗装しました。
本日、塗装済みの部品等々が収まっていて、塗装ブースが使えないため、工場内でのサフェ吹きとなりました。

もうちょっとだ、ガンバんべぇ~!!
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- 2013/02/19(火) 19:47:31|
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