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自動車/バイク改造屋日記

FRPのオリジナル商品製作や加工が主な仕事ですが、基本的にカスタム全般含めて、車/バイク/トラックと何でもやってます。 仕事の事から、趣味、その他のプライベートな事など書いて行こうと思います。  MADMAXが好きで名前の由来もまんまボスの「トゥーカッター」をパクッってます。(爆)

FTOのエアコン修理。 前編

毎年6月頃からのお約束で、エアコン修理が大量に入ってくる時期でもあります。
その中でもなかなか苦戦した作業の掲載。 
車は三菱FTO。  ご夫婦で各1台づつFTOを所有している方です。

症状としては、一昨年位からガス漏れが出てきて、当初はガス&オイルの補充を1シーズンに1回やってなんとかしのいでいましたが、今年はいよいよ駄目そう。  



以前に補充したときに蛍光剤も入れていたのでまずは漏れ箇所の確認。
エンジンルーム側は確認してみた感じでは特に見当たらず。(紫外線ライトを当てて確認)

ゲージをつないでガスを計ると不足しているのでまずはガス足して低圧/高圧の針の数値を見てみることに。

ガス補充してみると低圧の針が0まで下がってきます。
エアコンスイッチを切ると針が上がる・・・。
あれま・・・。  エキパンが詰まってしまっているぽいです・・・。(ToT)

この時点で、エバポ取り外し決定。
場合によったらエバポケース内でガス漏れもでているかもしれない・・・。
レシーバーとエキパンは新品が出ましたが、エバポレーターの新品がすでに製造中止。
マージーカ?!  まあエバポの漏れは確定したわけではないのでとりあえずエバポは保留。
バラして確認してから考えましょ。

FTO_eacon_shuuri02.jpg

で、取り外しにかかります。
場所は助手席グローブBOXを外したその奥。
結構キツキツにハマっています。  

FTO_eacon_shuuri03.jpg

ブロワーケースも一緒に外さないといけなさそうかな?と思案しましたが、センターコンソールの内部のプレートの固定ボルトを外してプレートをズラす事により外れそうなので最小限の取り外しで作業することにしました。

この奥に見える銀色のプレートが邪魔してエバポケースが出てこないので、プレートをズラします。 

FTO_eacon_shuuri04.jpg

そこでアクシデント発生!  FTOのセンターパネル周辺は、経年劣化でプラスチックパネルが割れるのがもはや定番なのですが、例に漏れずこれもバラバラになってしまいました・・・。(どひー!)
 無理に引っ張ったわけでもなく、少しズラしたら粉砕。(泣)  
新品パネルはもう出ないだろうなー!と半ベソで部品問い合わせしたら普通に出ました。(ぷっ!)
¥6850也。 前は確か製造中止になっていたような・・・。  再生産したんですかね?  
オーナーさんも許してくれたのでヨカッタヨカッタ。

FTO_eacon_shuuri05.jpg

ちなみに上記の部品の品番がこちら。

FTO_eacon_shuuri06.jpg

エンジンルーム側の低圧/高圧のホースジョイントを切り離して、こねくり回してエバポケースを摘出。ふー。

左が新品のエキパンとリキッドタンク。  

FTO_eacon_shuuri07.jpg

はずすと、穴の向こうにジョイント部がコンニチハ。
ケース自体は12ミリのナット3個くらいしか止まっていなかったハズ。
ただ、狭いので引っ張りだしにくいです・・・。 

FTO_eacon_shuuri08.jpg

さて。コイツをバラして確認してみましょうかね?

FTO_eacon_shuuri09.jpg

ケースを割ってみると・・・ゲロゲロ~!  ある程度予想はしていましたが、なかなかスゴイ状況。
この当時の車両はまだエアコンフィルターなどは標準装備されていなかったため、ホコリがそのままエバポレーターに付着し、結露の水滴に絡まってどんどん蓄積されこんな感じになってしまいます。 最悪はアルミのフィンが腐食し穴が開いてガス漏れしてしまうケースも・・・。   どっちにしてもまずはこの汚れを取り去って確認もしないといけません。

FTO_eacon_shuuri10.jpg

見た感じオイルの漏れの跡もなく、蛍光剤の反応もありませんでした。 ガス漏れはここではないのか・・・?

FTO_eacon_shuuri11.jpg

こちらは同じ部品ですが、後から購入したエバポケースも分解して確認したところです。
(新品入手不可と聞いていたので、防オークションで中古品(外すまでエアコンは効いていたそう)を購入しました。
ほぼ同時に到着したので、こちらも分解。 程度を判断してよさそうな方を使用しようと話をしていました。

まあ同じような年式の中古なら、状況的には同じくらいなのは当然ですね・・・。

FTO_eacon_shuuri12.jpg

かなり見違えました。 あースッキリ。
風のとおりもかなり改善されるはずです。  これだけでも熱効率は悪いですよね。
簡単に清掃できる場所ではないのがツラいところです。 

FTO_eacon_shuuri14.jpg

洗浄後、水に沈めて圧をかけ漏れ箇所がないか?確認しているところです。 
今回2個共にエバポからの漏れは確認できませんでした。

FTO_eacon_shuuri13.jpg

組み付け前にレシーバーとエキパンを入れ替え。

FTO_eacon_shuuri15.jpg

ふと疑問に思ったところがあったのですが、下のエバポケースと購入したエバポケースのラベル表記。

察しがよい人は気が付くと思いますが、ガスが134aとR12になっています。 
FTO用として中古品も購入しましたし、形状その他も間違いなく一緒ではあったのですが、ラベルが違う・・・。
FTOは最初期型から134aのガスのはずなのですが、ラベルが間違っているのか???
 まあ今回はエバポは元のを洗浄したものにエキパンを新品組んで戻しなので、購入したエバポは予備としてのストックなのですが、品番/ガス共に表記が違うのはなぜか?  購入したFTOについていたものが別車種の共通形状のR12タイプだったとか???(FTOはミラージュ/ランサー系ベースだと思いましたが)  もしかしたらそのあたりが互換性あるんでしょうかね?

追記)ラベル表記の「MB899826」で調べてみたら、1992-1995年のランサーの部品番号のようですね。  R12型旧フロンの最後のモデルが丁度FTOのデビュー(1994年)の時期と被っているので、共通部品として利用されているのかもしれませんね。

FTO_eacon_shuuri16.jpg

しかーし!   組み上げ後、真空引きしてガス補充すると問題発生!
えー!???

つづく。
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  1. 2019/08/29(木) 01:54:32|
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